新アルバム発表 ポールの衰えない意欲は食生活と深い関係が
「ロックダウン・シンドローム」という言葉は、昨年の5月ごろに登場しました。医学的に明確な定義はなされていません。
しかし、ロックダウンによって生じる人間の不安、悪心、鬱状態、不眠などに起因するものとされます。それに伴って、食道、胃、十二指腸に引き起こされる症状、さらには腹痛、下痢、便秘などの過敏性腸症候群、片頭痛などのさまざまな症状の総称と考えていいでしょう。
日本では、英国のようにロックダウン体制は敷かれませんでした。しかし、私のクリニックでも「胸やけがする」といった症状に加えて、便秘、腹痛、腹部の膨満感を訴える方が、例年よりも多くおられます。このような方々に、私は精神的なストレスを軽減するために、食事療法、軽いウオーキングなどの運動療法をすすめています。こういうケースでは、胃や腸に負担をかけないために野菜中心の和食がおすすめです。
和食ばかりではありません。すでに紹介済みですが、リンダの著書「リンダ・マッカートニーの地球と私のベジタリアン料理」(文化出版局刊)には、ロックダウン・シンドローム回避に役立ちそうな料理が紹介されています。
肉類を使わないマカロニのチーズ焼き、豆のタコス、カリフラワーのグラタン・メキシコ風、野菜のギリシャ風シチュー、ラタトゥイユ、野菜カレー、ガスパチョ、バナナケーキなどさまざまです。
ちなみに、リンダは菜食主義にかなう料理のひとつとして「キュウリとワカメの酢の物」も紹介しています。