自由診療歯科医が教える歯のケア(8)コロナ後遺症では歯のケアが重要

公開日: 更新日:

 だからこそ、味覚や嗅覚に異常を感じたら、自分で意識的に噛む回数を多めに決めた方がいい。「よく、ひと口30回の咀嚼が勧められますが、中高年は40回くらいは噛む方がいいでしょう。唾液の分泌量が大きく変わってきます。また、最近は食事で飲み物と一緒に食べ物を流し込んでいる人がいますが、感心しません。唾液の分泌なしで食事できるようになり、分泌量が減ってきます」

 当然のことだが、毎回食事が終わった後は歯間ブラシで歯と歯の隙間に残る食べカスを取ること。歯磨きは少なくとも1日2回、手動では届かないところまで奇麗にできる電動歯ブラシで朝と夕食後に磨くこと。就寝前は洗口液で口腔内を清潔にする。フッ素入りの虫歯予防薬を使うのもいい。

「新型コロナが怖いからと受診控えしないようにしましょう。唾液や血液に関わっている歯科医師は感染対策のプロであり、設備も整っています。中高年の虫歯は進行も速いので受診控えにより、歯が急に悪くなるケースもある。3~6カ月ごとの定期歯科検診は受診することが大切です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出