著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【黒ごま】「不老長寿の食べ物」とされる万能サプリ食材

公開日: 更新日:

 便秘というと、女性に多いイメージがあるかもしれませんが、年を重ねると男性にも多く見られます。

 とくに60歳を越えると顕著になり、年齢が上がるにつれて男女ともに慢性的な便秘に悩む人が増える傾向があるのです。

 腸の蠕動運動は、加齢によって低下します。また、排便の際に必要な腹圧や肛門括約筋の働きも弱くなり、しっかりといきめなくなってしまうのです。さらに、食事量が減る、運動不足などの要因も重なって、便秘が悪化してしまいます。

 便秘は、中医学においても健康の大敵です。大腸は「肺」と呼ばれる臓器と関係が深いとされています。

 肺は呼吸器系をつかさどる臓器で、呼吸によって大気中のきれいな気を吸いこみ、汚れた気を排出する働きがあります。肺が滞りなく機能することによって、人間のエネルギー源である「気」が全身に行き渡り、満たされるのです。

 肺が弱ると、喉、鼻など呼吸器系トラブルだけではなく、疲れやすい、風邪をひきやすいといった不調も引き起こします。また、いまもっとも気になる免疫力の低下の原因にもなり、花粉症やアレルギー症状も表れやすくなります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち