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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【クチナシ】目の疲れを改善 毛様体筋に働くクロセチンが豊富

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 また、クロセチンは抗酸化力が非常に強いことや、血流を改善する効果があるといわれています。なぜ、抗酸化力と血流が関係するかというと、血流不良の原因とされるもののひとつに、紫外線やストレス、喫煙などによって生じる活性酸素があるからです。体内の活性酸素を除去することで、血流を改善するというわけです。血流が増加すれば、疲れ目からくる肩凝りも一緒に改善できることがわかっていますので、まさに一石二鳥!

 他の研究でもクロセチンの健康効果が確認されています。血栓症モデルラット・マウスを対象にした実験では、血栓症を予防する効果や動脈硬化予防に役立つことが期待されています。また、血中脂質の上昇を抑える作用を持つこともわかっているので、高脂血症予防効果も期待されています。コレステロールが高い方にはおすすめです。

 時間栄養学ではブルーライトを夜浴び続けると夜型になりやすいといわれています。目を休める夜の時間帯にぜひ、クチナシを煎じて飲んでみるのもよいでしょう。

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