【台湾烏龍茶(冬片)】脂質とコレステロールの排泄を促す
そんな烏龍茶ですが、茶葉を半発酵させるという独特の作り方によって、お茶の葉に多く含まれているカテキンがたくさん重なり合います。カテキンがいくつも結合すると、単体のカテキンにはなかった別の機能性が生まれ、通称「烏龍茶重合ポリフェノール」と呼ばれています。もちろん茶葉によってもその量に差は出てきますが基本的にどの烏龍茶にもポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールの効用として、脂肪の吸収を抑えて、体内の脂肪の分解を早める働きがあることがわかっています。1日3食の30分後に19グラム(脂質38グラム)のポテトチップスを10日間食べた後に烏龍茶を与えたところ、脂質とコレステロールの排泄量が高くなった報告も!
また、台湾で取れる凍頂烏龍茶に多く含まれているといわれるメチル化カテキンには、花粉症の炎症原因となるヒスタミンを抑える働きがあるともいわれています。
また、歯垢の沈着を抑制する効果も確認されていますので、食後に烏龍茶を飲む習慣は理にかなっていると言えるでしょう。