初夏だからこそ気をつけたい糖尿病の熱中症…暑熱順化が不十分

公開日: 更新日:

 汗をかくと水分と同時にナトリウムが失われる。ナトリウムは細胞膜を通じて細胞内外の体液のイオンなどの濃度を一定に保つ役割があり、カリウムと一緒になって血圧調整したり、他のミネラルが血液中に溶けるのを促進したりする。

「筋肉の収縮や神経伝達を正常に保つ働きもあり、不足すると筋肉に痛みが出たり、熱疲労の回復が遅れたりします。大量に汗をかいた場合は補水液を使うのがよく、スポーツドリンクはエネルギー補給目的で大量の糖質を含んだものがあるので注意が必要です」

 運動するときは気温の高くなる午前11時~午後3時くらいは避け、服装は吸湿性、通気性の良い、直射日光を吸収しないよう白っぽい色のものを選ぶこと。利尿作用があるので、運動の前後の飲酒を控えることは言うまでもない。

「いまは真夏に備えて暑さに慣れるトレーニングをする時期。水分補給に注意しつつ体を動かして、汗をかく習慣をつけることが大切です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」