長時間座ったり、背中を反らした時に痛みとしびれを感じる
「中学生のときに柔道で首を痛め、その後もラグビーや競技スキーで頭を強打した際に首に痛みが出たりしました。常に軽いむち打ち症の痛みがある感じです」
この55歳の男性はぜんそくの持病があり、左肩と左足それぞれを脱臼した際には手術も経験されています。3年前から椅子に長時間座ったり、背中を反らした時などに鈍い痛みとしびれを感じるようになり、次第に鈍い腰痛とお尻から下肢にかけてのしびれが日常的なものに。地元の整形外科で半年に1回、ブロック注射を打ってもらっているとのことです。
ブロック注射は、痛みが緩和され神経が落ち着き、血管や筋肉の緊張がほぐれ血行も改善されるため、麻酔が切れた後も長期的に痛みが和らぐ効果が期待できるものです。
「それと頚椎も以前の整形外科で診てもらった時に2カ所悪いって言われたんですけど、でも指が悪くなるような場所じゃないから手術じゃ良くならないと言われて……」
2週間前から再び出てきた両手の指のしびれも頚椎との関連があるのではと、この時の整形外科での診断に納得されていない様子でした。