歩くのがつらく眠れない夜も…河西健司さん脊柱管狭窄症との苦闘を語る

公開日: 更新日:

河西健司さん(俳優/74歳)=脊柱管狭窄症

 40歳で痛風を発症したとき、腰部脊柱管狭窄症でもあることがわかりました。痛風といっても、よく言われるように足の指ではなく右膝に激痛があったので、最初は痛風とはわからず、背骨や腰も痛かったものですから、全身のMRIを撮ってもらったのです。そうしたら、4番目と5番目の背骨の間の軟骨(椎間板)が減ったり、ずれたり、変形したりしていて、脊柱管を通る神経に触れていました。

 若い頃、やっちゃ場(青物市場)で長い間アルバイトをしていたので、重いものを上げ下げして、何度かぎっくり腰をやったことがありました。それで腰のあたりの背骨が、若い頃から少しずれていたのです。それがきっかけではないかと思いますね。

 ただ、脊柱管狭窄症を指摘されたときは、生活や仕事に支障が出るほどの症状はありませんでした。寝起きに背中や腰が固まっていて重いな、というくらいで。ところが、2022年の12月に右の下半身--腰からお尻、太もも、かかとにかけて、しびれや痛みを感じるようになりました。でも、生来の医者嫌い。ロキソニンを飲んでやり過ごしていました。

 しかし、年が明けても一向に良くならず、むしろひどくなっていきました。歩くのがつらく、眠れない夜もあったほどです。いよいよ脊柱管狭窄症が悪さをし始めたのかなと思い、去年3月に整形外科へかかって、改めてMRIを撮ってもらいました。すると、右脚の大腿骨と骨盤の間でクッションの役割をしている軟骨も摩耗してなくなっているので、それが原因の痛みではないか、と言われました。

 医者からは「痛みで10分以上歩けなくなったら外科手術を、それまでは痛み止めを飲んで様子を見ましょう」と言われました。幸い、30分は歩けましたので手術はせず、痛み止めを処方してもらいました。

 ただ、1日2錠までと言われて飲んだのですが、あまり効きません。3錠に増やしてもあまり効かないうえ、ふとした間に眠り込んでしまうようになりました。私は車の運転もするのでこれは危ない。ですから半年で飲むのをやめ、健康食品を飲んだりして工夫しつつ生活しているうち、今は眠れないほどの痛みは出なくなりました。

 医者によると、痛いからといって安静にして動かないでいると、筋肉が衰え、ますます歩けなくなるそうですね。だから、痛み止めを飲みながらでも、歩くほうがいいそうです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース