長時間座ったり、背中を反らした時に痛みとしびれを感じる
MRI検査では、椎間板に骨棘(こっきょく)の形成(膨隆)やヘルニアなどが見受けられ、主病名は椎間板変性症となりました。ちなみにこの骨棘は骨が何らかの原因で変性し、棘(とげ)のようになり末梢神経を圧迫するもの。
椎間板に特殊なジェルを針で注入するセルゲル法を実施することになったのですが、昨年の腰椎の治療時、薬剤注入時に耐えられないほどの激痛だった経験を持っていて、今回ももっと痛いのではないかと不安を訴えられました。施術直後に猛烈な痛みと40度の発熱もあったものの、1週間後にはその痛みがランダムになり、治療前よりは確実に改善していると実感していただけたようです。
そんな様子も月を重ねるうちに日常生活を送るには問題がない程度にまで改善していきました。前かがみなど姿勢によっては急に痛む場合もあるものの、その痛みもいまでは筋肉痛のような痛みへ変化。筋肉が炎症を起こして痛みを発症している状態であり、この炎症期は2週間ほどで落ち着いてくるのが通常ですので、そのことを伝えると、ゴルフなどの運動も再開してみると話していました。