【スピルリナ】NASAも注目するアフリカや中南米の高栄養食材
8月4日は管理栄養士や栄養士らが組織する公益社団法人「日本栄養士会」が制定した「栄養の日」です。各地で食育フェスなどのイベントが開催されますが、私が教鞭を執る愛国学園短期大学でも、「おいしく食べて美しく」をテーマに特別イベントを実施します。「炎神戦隊ゴーオンジャー」や、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」などにも出演された、女優兼モデルで発酵料理士の杉本有美さんと私の対談も企画しています。お時間があればぜひ、会場に遊びに来てください。
さて、今回は「食べて美しく」にピッタリの食材として最近話題のスーパーフード「スピルリナ」をご紹介します。
スピルリナは、淡水や塩水に生息するミネラルや栄養素が豊富なシアノバクテリア(青緑藻)で、古代文明から現代までその栄養価の高さが注目されています。スピルリナの起源はアフリカや中南米です。古代アステカ文明では、スピルリナを主食として消費していたとされ、その栄養価の高さが重宝されていたそうです。アステカの人々は、湖の表面からスピルリナを収集し、乾燥させてケーキ状にして食べていたとも伝えられています。NASAが宇宙飛行士のために宇宙でスピルリナを育てることができると紹介したことで再び注目を集め、栄養補助食品や健康食品として広く利用されている食品です。