著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【スピルリナ】NASAも注目するアフリカや中南米の高栄養食材

公開日: 更新日:

 8月4日は管理栄養士や栄養士らが組織する公益社団法人「日本栄養士会」が制定した「栄養の日」です。各地で食育フェスなどのイベントが開催されますが、私が教鞭を執る愛国学園短期大学でも、「おいしく食べて美しく」をテーマに特別イベントを実施します。「炎神戦隊ゴーオンジャー」や、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」などにも出演された、女優兼モデルで発酵料理士の杉本有美さんと私の対談も企画しています。お時間があればぜひ、会場に遊びに来てください。

 さて、今回は「食べて美しく」にピッタリの食材として最近話題のスーパーフード「スピルリナ」をご紹介します。

 スピルリナは、淡水や塩水に生息するミネラルや栄養素が豊富なシアノバクテリア(青緑藻)で、古代文明から現代までその栄養価の高さが注目されています。スピルリナの起源はアフリカや中南米です。古代アステカ文明では、スピルリナを主食として消費していたとされ、その栄養価の高さが重宝されていたそうです。アステカの人々は、湖の表面からスピルリナを収集し、乾燥させてケーキ状にして食べていたとも伝えられています。NASAが宇宙飛行士のために宇宙でスピルリナを育てることができると紹介したことで再び注目を集め、栄養補助食品や健康食品として広く利用されている食品です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン