疲労回復には逆効果…「BCAA」が豊富なプロテインは良質な睡眠を妨げる

公開日: 更新日:

 トリプトファンから作られる睡眠ホルモンのメラトニンは、体温や血圧を下げて眠気をもたらしたり、睡眠を持続させる作用があり、睡眠の質を高めるためには欠かせない。健康のために摂取しているプロテインでBCAAを取りすぎてトリプトファン=メラトニンを減らしてしまったら、本末転倒だ。

食事で十分に摂取できる

「もちろん、健康維持のためにタンパク質の摂取は大切ですが、プロテインではなくても食事で十分に賄えます。動物性タンパク質が豊富な肉、魚、卵、乳製品だけでなく、大豆や穀類にも植物性タンパク質が含まれています。白米やパンからも摂取できます」

 厚労省の「日本人の食事摂取基準」では、1日に必要なタンパク質の推奨量は18~64歳の男性で65グラム、18歳以上の女性は50グラムとされている。サケやブリなどの魚には100グラム当たり約18グラム、鶏の胸や豚のロースなどの肉類には100グラム当たり約17グラム、ご飯1膳で3.6グラム、食パン1枚で4.4グラムのタンパク質が含まれている。1日3食の食事でOKなのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された