2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。
8年間にわたる追跡調査の結果、介護サービスを利用した人の割合は、歯科を受診していない人に比べて、歯科を受診した人で14%、統計学的にも有意に低下しました。介護保険費用の累積金額もまた、歯科を受診した人で低いことが示されました。 特に、虫歯の治療ではなく予防目的で歯科を受診した人で金額が低く、歯科を受診していない人との累積費用の差は1089.9米ドル(約16万円)。論文著者らは「歯科受診による口の中の衛生状態の維持が介護保険に関連した費用の削減に効果的かもしれない」と結論しています。
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