遠距離の介護帰省の費用を抑え、効率よく回るためのポイント
ふたつめは、実家の最寄り空港にこだわらないこと。たとえば、東京から佐賀まで帰省するとしよう。通常なら羽田~佐賀の往復が選択肢になるが、この路線は全日空のみ1日5往復。しかし、羽田~福岡なら4社50往復以上が就航している。選択肢が多ければ使いやすさが向上し、破格値の便もある。
もちろん福岡から佐賀への移動の費用はかかるが、場所によっては福岡から行った方が近く、アクセス手段が豊富なことが強みになる。
ツアーを利用する場合も、いろいろな組み合わせができる。たとえば往路は羽田から佐賀にし、レンタカーを借りて実家とホテルに1泊ずつしながら用を済ませ、最後は列車やバスで福岡に移動、最終便で羽田に戻るというようにだ。往復介護割+レンタカー+ホテルよりトータルで安くなることさえある。親の介護認定がまだの方も、この方法を試してみてはいかがだろう?
純粋に交通費を節約することに加え、動きやすいスケジュールを組むにはどこを起点に動けばいいのか考えることが重要だ。