ネクストミーツ 佐々木英之社長(1)植物性焼き肉を開発した“代替肉”ベンチャー
大豆など植物性原料を使った代替肉が世界的トレンドとなっている。
世界人口の増加とともに食肉消費が増大すれば、環境破壊が進むといわれている。畜産によって、飼料となる穀物や水が大量に消費され、牛は多量のメタンガスを排出するからだ。また、大豆はタンパク質が豊富でありながら、肉に比べてカロリーや脂質が少ないために健康面からも期待度が高い。
ネクストミーツは「地球を終わらせない。」を経営理念に、「NEXTカルビ」や「NEXTハラミ」などの代替肉を開発、販売するベンチャーである。2020年創業の若い会社ながら、国内の代替肉市場を牽引する企業のひとつとして注目されている。
佐々木は08年から中国・深圳に渡り、共同経営者の白井良と共に、日本企業と中国のスタートアップ企業との橋渡しやサポートなどの事業に携わってきた。その中で、湧き上がってきた思いがある。
「利益を追求するだけではない、社会貢献できるようなビジネスをやりたい」
こうして新たなビジネスを模索するうちにたどり着いたのが、代替肉だった。