ネクストミーツ 佐々木英之社長(1)植物性焼き肉を開発した“代替肉”ベンチャー
「大豆の種類もたくさんあったり、粉末の形状によっても食感が違ったり、タンパク質の含有量とか熱や圧力のかけ方でも違ってきたりする。そうやって、さまざまなパターンを試しました」
試食はおよそ300回にも及んだ。そのたびに、「こういうものは作れないか」「こんなふうにしてくれないか」と工場にリクエストをしながら、肉の味に近づく努力を地道に積み重ねていった。
そして、ついに3年後、代替肉の商品化にこぎ着けたのだった。 (つづく)
(ジャーナリスト・林美保子)