岸田前首相が石破首相に口出しSNS《おまいう》…政権ブン投げ時「一兵卒」宣言が早くも親分気取り
■「政府・与党で知恵を出し、結果を出す政治を」どの口が?
岸田氏はまた、衆院選で「少数与党」に転落した石破政権について、「少数与党がどのように政権を運営していくのか、政府・与党で知恵を出し、結果を出す政治を実現していかなければならない」「国の内外に重要な課題が山積している時、石破政権にはぜひ頑張ってもらわなければならない」と語っていたが、この発言もある意味、無責任だろう。
衆院選で惨敗した大きな要因は岸田政権下で発覚した裏金事件であり、岸田氏が全容解明と再発防止策に全力で取り組んでいたら結果は違っていたかもしれないからだ。さらに言えば、「国内外に重要な課題が山積している時」と認識しているのであれば、なぜ、総裁を一期で辞めたのか。
裏金問題も国内外の課題もすべて“投げ出し”ながら、他人事のように「政府・与党で知恵を出せ」と言い放つ。これではSNS上で《おまいう》《増税メガネから無責任一代男になった!?》などと揶揄する声が飛び交うのも無理はない。
故・安倍晋三元首相も総理・総裁を退いた際、「(党の)球拾いをしていく」などと言いながら、最大派閥の領袖に就き、球拾いどころかコーチや監督のような存在感を発揮していたが、まさか岸田氏も同じことを考えているのか……。