マー君初登板にNYメディア大絶賛「155ミリオンの価値」

公開日: 更新日:

 一夜明けた2日、地元ニューヨークのメディアのスポーツ報道は「田中一色」だった。

 最も「辛辣」といわれる「ニューヨーク・ポスト紙」(電子版)ですら「一言で言えばタナカは本当に格好よかった」という見出しで、記者のコラムを掲載。田中の当日の一挙手一投足を含めながら、7種類の変化球でフィリーズ打線を手玉に取ったことを紹介した。

 ライバル紙として知られる「デーリー・ニューズ紙」(電子版)も「マサヒロタナカが2回3三振で堂々デビュー」という見出しで、田中の投球をベタボメ。チームのエース格であるサバシアと黒田も同日、同じように好投しながら、それ以上に1万943人の満員の観衆を魅了したのは田中の投球だったと報じていた。

 同紙はさらに「マサヒロタナカはスプリットの良さをデビュー戦で存分に見せつけた」という見出しで、別の記者コラムも掲載。スプリットはわずか3球しか投げなかったものの、キレのよさでリビア(1番打者)を空振り三振にした場面を取り上げ、サバシアの「あのスプリットはダーティー(エグい)」というコメントとともに詳細に報じている。そのうえで記事の最後には「ヤンキースが払った155ミリオン(約160億円)は価値のあるものかもしれない」とも書いた。高級紙として知られる「ニューヨーク・タイムズ紙」(電子版)も「タナカ2回無失点デビュー」という同じような絶賛記事を掲載した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…