錦織戦中継でBS朝日平謝り 「大会の都合」と“偽装テロップ”も
生中継を期待していたテニスファンはがっかりしたのではないか。23日、錦織圭(25)が出場するバルセロナオープン3回戦をBS朝日が生放送することになっていた。
同社はこの日の午前中からホームページで「午後5時から錦織選手の3回戦を緊急生中継!」と大々的に告知。試合直前まで錦織が試合を行うセンターコートの写真を掲載しながら「生放送」を謳っていた。
ところが、実際に現地で試合が始まった日本時間午後6時になっても、テレビ画面では一向に試合が始まらない。その代わりに、21日に行われた錦織の2回戦の映像がひたすら流され、日本のスタジオから時折、「現地からの映像が届かないため遅れています」とアナウンサーの困惑した声が聞かれるだけだったから、テレビの前でヤキモキしたファンも多かっただろう。
結局、1時間22分で2-0のストレート勝ちした錦織の試合映像は1秒たりとも生放送されなかったのである(その後、午後8時30分から録画放送)。
現地から衛星映像が届かない放送事故はテレビ界ではよくあることだが、画面右下のテロップには、「大会の都合により放送開始が遅れています」と説明されていた。そもそも、「大会の都合」とは何なのか。