ベトナムに完封負けも…森保U-21代表は優勝候補の韓国回避
東京五輪世代のU―21日本代表が19日、アジア大会1次リーグD組最終戦でベトナム相手に0―1で敗戦。D組2位となって24日の決勝トーナメント1回戦では、E組1位のマレーシアと対戦する(日本時間同日午後9時半キックオフ)。
2戦目のパキスタン戦からスタメン8選手を代えた日本。前半3分、連係ミスから先制ゴールを奪われた。GKオビ(流経大)からボールを受けたMF神谷(愛媛)が狙われてボールロスト。MFグエン・クアン・ハイに蹴り込まれた。
1月のU―23アジア選手権で準優勝となったベトナムは、厳しいプレッシャーと素早い攻守の切り替えで日本にチャンスをつくらせない。後半途中から日本がリズムを握ってMF遠藤(横浜M)やFW前田(松本)がシュートを放つが、結局0―1の完封負けである。
「ともあれ結果オーライです」と現地取材記者。
「大会連覇を狙うE組の韓国はA代表エースFWのソン・フンミン(トットナム)、G大阪FWファン・ウィジョ、韓国1部大邱GKチョ・ヒョヌをオーバーエージ3枠として起用。ダントツの優勝候補だった。ところが17日のマレーシア戦を落としてしまい、最終的にE組2位となって決勝Tに進出。日本はベトナムに“負ける”ことでD組2位となり、決勝T1回戦で地力のある韓国との対戦を避けることができた。U―21代表を率いる森保A代表兼任監督の目的は<ひとつでも多くの試合を選手に経験させたい>だった。それがかなったわけだし、ベトナム戦負けのショックは少ない」(前出記者)
格下相手のこの日の敗戦を結果オーライと喜んでいるようでは先が思いやられるが……。