ヤクルト1位・清水昇は才能開花 中学野球部の異色練習

公開日: 更新日:

 多彩な才能を持つ北野武の出身地として知られる東京都足立区。ヤクルト1位・清水昇(投手・22・国学院大)はその西部に位置する江北で6歳から野球を始めた。

「きっかけは父です。高校まで投手をやっていたそうです。小学生が野球をやるにはどこかのチームに所属しなければなりません。いろいろ調べて地元のジュニア・ヤンガースに入りました。今もやっていますが、投球や打撃で気が付いたことをメモするようになったのは小学生の頃からです」

 ヤンガースにはかつてヤクルトの秋吉亮(29)が在籍。清水はこのチームで秋吉の弟とバッテリーを組んでいた。清水と秋吉の自宅は徒歩で5分ほどの所にある。

 秋吉兄は地元の区立中学へと進んだが、清水は私立の駿台学園中学校(北区王子)へ。ここで大きな転機が訪れる。野球部の西村晴樹監督がこう語る。

「私が清水を指導するようになったのは、中2の7月からです。当時は身長も低く、ポッチャリしていました。体が強く、バネはあったものの、特に足が速いわけでもないし、抜群の運動能力というわけでもない。ただし、負けん気だけは人一倍でした。ちょっときつい言葉で指導すると顔を上げて私に向かってくる。今もこんな選手はいませんよ」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希「開幕メジャー確約なし」のナゼ…識者は《朗希サイドの非常識な要求》の可能性を指摘

  2. 2

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  3. 3

    下半身醜聞の西武・源田壮亮“ウラの顔”を球団OBが暴露 《普通に合コンもしていたし、遠征先では…》

  4. 4

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  1. 6

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 8

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 9

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  5. 10

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース