広島1位・小園海斗の成長に一役…父語る400万円の秘密兵器

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 整体師の父・考志さん(46)は兵庫県宝塚市内で「整体屋」を経営する。「立ち上げて16年になります」という院内には、約400万円の「酸素カプセル」がある。これが小園海斗(18)の成長に大きく役立ったと考志さんは言う。

「今は施術用ですが、最初は息子のために買ったんです。海斗が小3だったか、すでにリトルリーグで野球を始めていた頃。野球選手って体が大きいですよね。骨を伸ばすにはどうしたらいいかと勉強していたら、酸素の量が重要だと。2002年の日韓ワールドカップでベッカム選手がリハビリのために使って有名になった酸素カプセルはどうかと思って購入したんです。小学生の頃から多い時は週5くらい使わせていました。海斗はこれまで大きなケガをしたことがないんですが、骨が丈夫になったのは確かです」

 体のバネは両親譲り。アスリートのDNAを受け継いでいる。考志さんは学生時代、陸上選手だった。県西宮高時代は走り幅跳びが本業で100、200メートルも走った。福井工大時代は全国大会のインカレにも出場した実力の持ち主。1学年下に北京五輪で4×100メートル銀メダリストの朝原宣治氏(夢野台高―同大―現・大阪ガス)がいて切磋琢磨する間柄だった。

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