競泳・長崎宏子さん「12歳の私は気にしていなかったが…」
■サラエボ支援活動
引退後はJOC(日本オリンピック委員会)に勤務。停戦直前のサラエボの子供たちのため、スポーツ大会の運営や日本への招待などさまざまな支援活動を行った。
現在は日本で唯一の“オリンピックスイマーが教えるベビースイミング教室”を運営。
「ベビースイミングはもともとは欧米の文化ですがアジアでも注目され始め、最近は中国や韓国からもオファーをいただいています」
今も小さな生徒たちと汗を流している。
(おわり)
▽ながさき・ひろこ 1968年7月27日生まれ。秋田県秋田市出身。80年モスクワ五輪代表。84年ロス五輪200メートル平泳ぎ4位。88年ソウル五輪予選敗退。引退後に日本オリンピック委員会を経て、スポーツコンサルティング会社「ゲンキなアトリエ」を設立。98年「ベビーアクアティクス」を運営。以来、ベビースイミングの発展に尽力している。