虎成長株の高橋 下半身の粘りで投げるストレートは藤川級

公開日: 更新日:

「ケガをして、しっかり鳴尾浜で練習をして、必ず一軍で活躍するぞっていう強い気持ちで練習してきたので、2勝目を挙げられてうれしいです」

 阪神高橋遥人(24)が中日戦(甲子園)で8回1失点と好投。今季2勝目を挙げ、お立ち台でこう言って笑顔を見せた。

 左肩のコンディショニング不良で出遅れたものの、ここまで3試合に先発し、防御率は0・82。前回登板の18日の巨人戦(東京ドーム)では菅野と投げ合い、7回1失点。打線が得点できずに敗れはしたものの、多くの評論家、OBから高い評価を受けていた。

 評論家の福間納氏がこう解説する。

「高橋の素晴らしいところは、下半身主導のフォームにあります。軸足(左足)に粘りがある上に、前の右足が突っ張らず、しっかりと体重を乗せて投げているから、球持ちが良い。平均140キロ台後半を計測するストレートは回転数が多く、打者は球速表示以上の速さを感じているはず。全盛期の藤川のストレートに近いものがあります」

■飛躍のカギはチェンジアップ

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…