《巨人》先発の金丸夢斗を外して「1~3位に内野手指名」はFA&外国人の大型補強の前兆か
4球団が1位で競合した関大・金丸夢斗の抽選を外した巨人は、高校通算26本塁打の石塚を西武とのクジ引きの末、外れ1位で引き当てた。
2位は福岡六大学野球で2季連続MVPの俊足で二遊間を守る九産大・浦田俊輔内野手、3位は184センチ、92キロで二塁と三塁を守る上武大の強打者・荒巻悠内野手、4位は最速149キロの192センチ長身右腕、北星学園大付高・石田充冴投手、5位は最速153キロ左腕の東海大静岡・宮原駿介投手を指名した。
阿部慎之助監督(45)は1位の石塚について「打つ方も素晴らしいものがあるし、守備も抜群だった。早く一軍の戦力になって欲しい」と言った。今夏の埼玉大会をテレビ観戦したそうで「野球をしている姿勢が素晴らしい。負けん気の強さも感じた。格が違うなと思って見ていた」と明かした。上位3人が内野手となったことに、水野スカウト部長は「二遊間を厚めにしたいという現場の意見」と説明したが、さる巨人OBがこう言う。
「主砲の岡本和が近い将来、メジャー挑戦するともっぱらだし、もうすぐ36歳で衰えが顕著な坂本の後釜候補として内野手をかき集めた。ただ、真っ先に金丸を1巡目で指名したように、今オフの重要課題は今季15勝3敗で、このオフにメジャー挑戦する菅野の穴埋め。金丸の抽選を外した途端に内野手ばかりを指名して、即戦力投手は1人だけ。これはFAや外国人を補強することに他ならない。先発は今オフの日本復帰がささやかれているタイガース・前田、FA補強でソフトバンク・石川の動向を注視するとともに、新外国人やトレードの調査にも余念がない。FAでメジャーか国内か残留か悩んでいるという広島・九里まで調査すると聞いています」