ドラフト
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早大・蛭間拓哉が日ハム二軍との交流戦で右翼弾! スカウトはドラフトへ舌なめずり
3日、日本ハムの合宿所のある鎌ケ谷のグラウンドにはプロのスカウトが大挙して訪れた。 ネット裏に陣取った5、6球団、計10人を超すスカウトのお目当ては早大の蛭間拓哉外野手(4年=左投げ左打ち)。今秋のドラフト1位候補が、日本ハ...
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2022年プロ野球ドラフト1位候補5人の「強みと課題」をあぶり出した
2022年のドラフトは目玉候補不在といわれるが、逸材はいる。社会人では大阪ガス・河野佳投手(20=広陵)がナンバーワンの呼び声が高い。粒揃いの大学生は、投打二刀流の日体大・矢沢宏太投手(3年=藤嶺藤沢)、東京六大学通算10本塁打の左...
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ホンダ新人左腕・片山皓心のドラフト上位評価が都市対抗まさかの初戦敗退でも変わらないワケ
「開幕戦で序盤に降板? それでも来年のドラフトで上位候補という評価は変わりませんよ」 パのスカウトがこう話すのが、社会人野球ホンダのルーキー左腕・片山皓心(23)だ。 11月28日の都市対抗開幕戦でJR東日本東北相手に...
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中日1位・ブライト健太 愛読書は「第二の父」から渡された伊坂幸太郎の小説
50メートル5.8秒、遠投100メートル。並外れた身体能力を持った健太は、東京都足立区内の団地で生を受けた。父と母、弟の丈(17)との4人家族だ。 ガーナ人の父、アドゥ・ブライト・ジョンさんはサラリーマン。20代の頃に仕事を...
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日本ハム1位・達孝太 プロ野球選手を志した父の助言の意図
今年のセンバツで天理(奈良)をベスト4に導いた。ネット裏のスカウトの多くから「将来が楽しみな素材型」と評価された達が育ったのは大阪府堺市にある一軒家。 「建てたのは10年ほど前です」と、父・等さん(45)はこう語る。 「...
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ロッテ1位・松川虎生 16歳で禁じられた「夜の白米」と「揚げ物」
「あんなに早く呼ばれるなんて思わなかった。今呼ばれたのって、あのマツカワコウ? と。ハンカチ握りしめて泣く準備してたんですけど、ビックリしすぎて涙なんて一滴も出なかった」 そう振り返るのは、母の紗絵美さん(43)。ロッテからの...
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ソフトバンク1位・風間球打は熱すぎる父を持つ4人兄弟の三男坊
山梨県甲州市。甲府盆地の東端で、風間は生まれ育った。男ばかり4人兄弟の三男坊。長男・球道、次男・球星、三男の球打に末っ子の球志良と、いずれも「球」がつく。父の啓介さんはかつて地元塩山商業(現塩山高校)で甲子園を目指してプレーしていた...
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楽天1位・吉野創士 ホームグラウンドは父が祖父から受け継いだ工務店
生まれは千葉県浦安市。有名テーマパークからほど近い場所で育ったが、追いかけたのはねずみのキャラクターではなく、母の智子さん(53)の背中だった。学生時代、バレーボール部に所属していた智子さんは、結婚後もママさんバレーチームに所属。息...
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広島1位・黒原拓未の母は毎朝4時から弁当用に3合のご飯を炊いた
「亡くなった両親に聞いたことはないけど、たぶん『和歌山の男』という由来だと思います」 笑いながら自身の名前についてこう説明するのは金属加工の工場に勤める黒原の父・和男さん(58)だ。 和男さんが生まれ育ち、末っ子の黒原...
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阪神1位・森木大智「スーパー中学生」の原点と両親から受け継いだDNA
「小学6年の秋には、174センチの私と同じくらいの背丈がありました」 森木が小学3年で入団した「高岡第二イーグルス」の石元恭一監督がこう言った。当時、体の線はまだ細かったが、能力は飛び抜けていた。同クラブを引退する直前の小学6...
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西武1位・隅田知一郎が少年時代にグラウンドでぶっ倒れた意外な理由
隅田を指導した長崎県大村市の少年野球チーム「大村クラブ」の橋口博監督にはひとつ、印象深い思い出がある。 「ある日、隅田がグラウンドで突然、倒れたんですよ。彼はとにかく野球が好きで好きで、誰よりも早く練習に来て、誰よりも遅く帰る...
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巨人1位・翁田大勢は父、母、姉、兄、本人…家族5人全員が西脇工高出身
兵庫県多可郡多可町八千代区(旧野間谷村)では、1947年から9月15日を「としよりの日」と定め、お年寄りを大切にする気持ちを育んできた。これが全国に広がり、国民の祝日「敬老の日」の制定につながったという。そんな山あいの町で翁田は育っ...
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DeNA1位・小園健太“肉体改造”の源は…一日5合「朝食、昼食、補食」の母特製3点セット
「健太は遊びも野球だった。高校に入るまでゲーム機すら欲しがりませんでした」 そう話すのは、母の優佳さん(48)。貝塚市立中央小1年のとき、軟式野球クラブ「R.I.C.A」で野球を始めると、すぐにとりことなった。 「小学生...
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オリ1位・椋木蓮“遅咲き右腕”を支えた両親の献身「僕は冷たいご飯を食べたことがない」
山口・本山小1年生の時、1歳上の兄の影響を受けて野球を始めた。高校までは目立った成績を残していなかったこともあり、「ドラ1」としては遅咲きと言っていい。 今はなき少年野球チーム、本山ベアーズで当時監督をしていた椙田哲也さん(...
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ヤクルト2位・丸山和郁の両親を青ざめさせた「4歳の大冒険」ゲーセン目指し3km歩いた身体能力
群馬県北西部の山あいにあった倉渕村(現・高崎市倉渕町)で、2歳ずつ離れた3人兄弟の末っ子として産声を上げた。 村の当時の人口は5000人ほどで、現在は3000人あまり。榛名山と浅間山に挟まれるように、細長く広がるのどかな田舎...
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レギュラーに定着したと思ったら、担当の若手とポジションの重なる即戦力を上位指名されてキレた
「いくらなんでもアレはないでしょう! まったく、冗談じゃありませんよ!」 ドラフト会議が終わった瞬間、思わず部長にかみついた。「アレ」とはウチの上位指名のことだ。 今年のドラフトにはオレなりのもくろみがあった。担当した...
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引退する日本ハム斎藤佑樹はなぜプロで活躍できなかったか
11日にプロ野球のドラフト会議が行われた。入る者がいれば去る者もいる。先日、日本ハムの斎藤佑樹が引退を表明した。 早実(西東京)時代、2006年夏の甲子園で優勝し、フィーバーとなった。その年のセンバツ準々決勝で、私が部長だっ...
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西武が即戦力左腕2人指名も“宝の持ち腐れ”に? 投手C不安だらけ、監督人事も二転三転
一流の素材を「調理」できるのか。 西武は14日、ドラフト1位の隅田知一郎(西日本工大)に指名挨拶を行った。 渡辺GMは「ウチは左投手が不足している。(隅田は)高い確率で先発ローテに入ってくれる」と期待を寄せれば、隅田...
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2021年ドラフト「得した球団」と「損した球団」 スポーツライター安倍昌彦氏が徹底分析
11日に行われた2021年ドラフト。西武が4球団競合の末に、隅田知一郎投手(西日本工大)を引き当て、6球団が1位を一本釣りする波乱の展開となった。アマ球界に詳しいスポーツライターの安倍昌彦氏にドラフトを総括してもらった。 【写...
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楽天オコエは首筋寒っ! 高校生外野手2人ドラフト上位指名で崖っぷち
常識にとらわれない独自指名に、首筋が寒くなったんじゃないか。 11日に行われたドラフト会議で、他球団をあっと言わせたのが楽天だ。1位指名で外野手の吉野(昌平高)を一本釣りすると、2位の捕手・安田(愛知大)、3位も外野手・前田...
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V逸巨人指名の即戦力3投手に原監督ご満悦だが…早くもスカウト部が戦々恐々のワケ
12日の阪神戦に敗れ、今季のV逸が決定した巨人。前日のドラフト会議では外れ1位で最速157キロの剛腕・翁田大勢(22=関西国際大)の交渉権を獲得した。原監督は「右投手では1位の評価。ややスリークオーター気味でウチにはいないタイプ」と...
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阪神は森木大智をすんなり単独指名 高校BIG3なのに1位入札なし・外れ1位競合なしの不安材料
高校BIG3のひとりである高知・森木大智は、阪神が外れ1位で単独指名した。 最速154キロのスピン量豊富な速球はもちろん、スライダー、スプリットも一級品。将来のエース候補として期待されるが、1位での入札はなく、外れ1位でも競...
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中日・与田監督は満点ドラフトと自画自賛…“超高校級”2人が二軍でくすぶるのに野手5人指名のナゼ
中日は「野手偏重ドラフト」を断行した。 1位で大学球界屈指のスラッガー、上武大・ブライト健太を一本釣りすると、野手5人、投手1人の計6人を指名。与田監督は「長打力のある野手を揃えた。100点満点」と満足そうに振り返った。 ...
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ドラフトは西武の一人勝ち!大学No.1左腕・隅田はじめ「1位候補」3人を根こそぎ獲得
まさに「してやったり」だろう。 大学ナンバーワン左腕の隅田知一郎(西日本工大)の指名権を引き当てた西武。飯田球団常務がクジを引き、巨人、ヤクルト、広島と4球団競合の混戦を制した。 【写真】この記事の関連写真を見る(19...
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広島は外野手3人指名 メジャー流出確実な鈴木誠也の後釜候補探し待ったなし
1位で隅田、外れ1位で山下と抽選を2度外したものの、外れ外れ1位で最速151キロを誇る黒原拓未(関学大)の交渉権を獲得した。 「実は2位の左腕・森翔平(三菱重工ウエスト)も隅田と同等、つまり1位クラスの評価をしていました」と某...
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巨人は今年も即戦力投手“かき集め”ドラフト 5年で10人指名→戦力2人、成功確率たったの20%
人気ナンバーワン左腕、西日本工大・隅田知一郎の外れ1位で関西国際大・翁田大勢を指名した原監督は、最速157キロの横手右腕について「右では翁田君を1位で評価していた。うちの投手にはいないタイプ。非常にパワフルで真っすぐに力があり、先発...
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パ4球団“高校生一本釣り”の波紋…「育てるパ・目先のセ」ドラフトでリーグ実力差さらに拡大
ここまでスポーツ紙の予想が外れるのも珍しく、事前に1位指名選手を公表したのは、たったの2球団。ほとんどの球団が手の内を明かさないまま本番に臨んだ結果なのかどうか、1位選手の一本釣りが6球団もあったのは異例と言えば異例だろう。 ...
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ドラフト前日に50人超が法大・山下“駆け込み視察” 直前にプロが上位候補の評価を上げるドタバタ
ドラフト会議を翌日に控えた10日、神宮球場のネット裏には、少なく見積もっても50人を超すスカウトの姿があった。 ドラフト上位指名候補の左腕、法大の山下輝が立大戦に登板したからだ。 【写真】この記事の関連写真を見る(19...
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ドラフト上位指名候補3投手を“流しのブルペン捕手”安倍昌彦氏が徹底チェック
11日に迫る今年のドラフト会議。「流しのブルペン捕手」ことスポーツライターの安倍昌彦氏が、自らマスクをかぶってボールを受けた森木大智、捕手の真後ろに立ってつぶさに投球をチェックした隅田知一郎、椋木蓮の上位指名候補3投手を徹底リポート...
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V逸決定的な巨人にドラフト“隠し球”が! 変則サイド投「青柳2世」の社会人を指名へ
巨人の“隠し玉”だ。 11日のドラフトで、最速148キロのサイドスロー右腕、日本製鉄広畑(兵庫)の川瀬航作投手(24)を指名候補にリストアップしていることが、8日までに分かった。 【写真】この記事の関連写真を見る(19...