《中日》1位指名した金丸夢斗をパ全球団が“完全スルー”した裏に「カラダの問題」
「率直にうれしい。1年目から2ケタ勝利を目指して頑張りたい。(中日は)ファンが熱い。同い年の高橋宏斗投手を筆頭に、力強い投手陣が印象的です」
4球団競合の末、中日が交渉権を獲得した金丸金丸夢斗はこう言った。
兵庫出身だけに在阪球団を希望しているともいわれたが、オリックスをはじめパ・リーグ全球団が大学ナンバーワン投手の指名を見送ったのはなぜか。
「腰のケガを不安視したのです」と、パ・リーグのあるスカウトはこう続ける。
「今年5月に腰の骨挫傷が判明。6月の侍ジャパン候補合宿を辞退し、8月の関東遠征でも投げなかった。秋のリーグ戦で中継ぎに専念したのは大事を取って。すでに完治はしているのでしょうけど、痛めた場所が場所だけに、プロで年間通じて投げられるかは疑問と言わざるを得ない。パフォーマンスはケチのつけようがないが、ウチは体の問題で金丸にはいかなかったのです」
セ・リーグ4球団は腰の問題を差し引いても魅力ある投手と判断したようなのだ。
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