男子フィギュア羽生結弦が「4回転半」を披露するのはミラノ/コルティナ・ダンペッツォ
金メダル以上の“メダル”をファンにもたらしたらしい。
北京冬季五輪のフィギュアスケート男子シングルで4位となった羽生結弦(27・ANA)。羽生は20日のフィギュアスケートのエキシビションに出演。後半21番目のプログラムで現れると、松任谷由実の名曲「春よ、来い」のピアノの音楽に合わせ、3回転アクセルを成功させるなど流れるようなスケーティングを見せた。
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本番では惜しくも4回転半ジャンプを失敗。だが、果敢に挑戦する姿が世界のスケートファンを魅了するとともに、自身のメダル獲得よりも、後身の挑戦者のために“攻める”姿勢を見せた羽生の姿に対し、ファンたちからは<涙が止まりません><あなたの姿を子どもたちは心に焼き付けるはず>と絶賛していた。
次の五輪へ、表情はやる気満々
エキショビジョンでは、羽生の持ち味を存分に発揮した流れるようなスケーティングを披露。メダル獲得の重圧から解放され、伸び伸びと演技する姿はまさに“王者の風格”そのものだった。
ファンが注目するのは、羽生の今後の活動だ。14日の会見で、「このオリンピックが最後かと聞かれたら、ちょっと分からないです」と答えていたが、その表情はやる気満々。2026年開催地であるイタリアの「ミラノ/コルティナ・ダンペッツォ」では、今度こそ羽生の4回転半ジャンプが見られるかもしれない。