羽生結弦や高梨沙羅には同情するのに…北京五輪で高まる「反中感情」
北京五輪が開催されている中国で韓国人がキレている。選手村で提供される食事のまずさに対する不満に始まり、中国の民族を代表する一人として韓服を着た女性を登場させた開会式の演出にも「韓国文化の略奪だ」と腹を立てた。
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競技が始まってからも、ショートトラック混合リレーに出場した中国代表がビデオ判定の結果、逆転で決勝に進出し“疑惑の金メダル”を獲得したことで、「中国が不公正な判定で金メダルを盗み取った」とメディアは騒いだ。
怒りがピークに達したのはショートトラック男子1000メートルだった。あろうことか韓国の2選手が不可解なジャッジで失格になり、金と銀のメダルは中国選手が獲得。お家芸の競技で相次ぐ“怪しい判定”に、韓国選手団はボイコットも辞さない構えを見せ、すぐさまスポーツ仲裁裁判所に提訴すると発表した。ネット上では「中国に勝つと失格になる」という言葉が飛び交い、それに今度は中国人が激怒という泥仕合に。「平和の祭典」の理念はどこへやらで、激しい場外乱闘を繰り広げているのだ。