インバウンド
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紅葉期に備えオーバーツーリズム対策に本腰 日本屈指の観光地「京都・嵐山」の取り組みとは
日本屈指の観光地として知られる京都・嵐山。近年は平日でもインバウンド客であふれかえり、さまざまな弊害が起きている。そうしたオーバーツーリズムに対処すべく、地元の商店街や自治会が本腰を入れ始めている。 竹工芸品を扱う「いしかわ...
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和歌山県では1年あまりで外国人観光客3人が行方不明…日本の治安の悪化か?
和歌山県を旅行していたドイツ人の大学生が、10日午前5時ごろに母親にSNSを通じてメッセージをやり取りしたのを最後に行方不明になった。その後、本人のパスポートなどが紀の川の河川敷のトイレで見つかったことが明らかになったが、未だ足取り...
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日本人のパスポート保有率17%に低下の衝撃…旅行業界が危機感露わ「新成人に無料配布を」
旅行業者らが加盟する「日本旅行業協会」(以下JATA)が先月試算した日本人のパスポート保有率に、関係各所から驚きの声が上がっている。 「米国は約50%、韓国は約40%、台湾は約60%。日本の保有率は約17%で、6人に1人と極め...
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ホテル代高騰でインバウンド向け“二重価格”が急増中…外国人は日本人よりは2~3割高く設定
先日、都心(中央区)のビジネスホテルを予約して改めて宿泊代の高騰に驚いた。1カ月前の予約で、平日のシングル料金は1万7000円が最安値だった。昨年同時期に泊まった時は1万2000円、一昨年は7500円だったことを考えると値上げに驚く...
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観光業界で仁義なき「人材の奪い合い」勃発! 今年度の訪日客は過去最高の3500万人
コロナ禍を乗り越えた観光業界がいま、当時と真逆の観光客増加による生き残りのため新たな課題に直面している。 日本政府観光局が8月21日に発表した1~7月の訪日外国人観光客数は2106万9900人と、過去最速の2000万人突破と...
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コロナ禍に翻弄され航空関連業界…57労組を束ねるトップに聞いた現状とこれからの課題
航空・観光業界が好調なインバウンドに沸いている。今年の訪日外国人旅行客は、過去最高だった2019年の3188万人を突破するとの予想もある。新型コロナ禍で負った痛手からの復活局面に入ったと言えるが、離職者が多く出たことから、人材の手当...
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“富士山隠し”の幕をコンビニが撤去していた…インバウンド急増の複雑心境を地元飲食店が吐露
物議を醸した山梨県富士河口湖町の観光公害対策に続報だ。今年5月、富士山を重ねた写真を撮ろうと訪日客が集まったコンビニの前に設置した幕を覚えているだろうか。実は台風接近による破損などを避けるため、今月15日に取り外していたのだ。 ...
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インバウンド急増で…「宿泊税」導入検討が全国自治体で相次ぐ
2024年上半期(1~6月)の訪日外国人旅行者数の累計は1777万7200人(日本政府観光局発表)。過去最高を記録した19年同期を100万人以上上回った。6月の訪日観光客数は313万5600人で前年同月比51.2増%と急増した。 ...
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新規開発バブルで潤うのは外部参入企業やコンサルばかり…小規模零細には出る幕なしか
今月1日、全国の「路線価」の最新版が公表された。岐阜県高山市内の路線価は、観光需要の高まりを背景に前年比17.8%の上昇率で全国4位。そんな高山市街地の商店街では、廃業した店舗を更地にして駐車場としている光景があちこちで目に付いた。...
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奥飛騨温泉郷に星野リゾートの衝撃…果たして温泉郷全体が潤うのかどうか
岐阜県高山市の観光をめぐって地元の人々の間で熱い視線が注がれているのが、星野リゾートの温泉旅館「界」の進出だ。 「星野リゾートの温泉旅館が来るんやと!」--筆者が接した複数の高山市民は異口同音にこの進出を話題にしていた。進出先...
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飛騨高山の宿85軒のうち70軒が市外から…新参入が生む人手不足の連鎖と打撃
「『古い町並み』と駅前の土地はバブル状態です。坪300万円でも買えなくなりました」 岐阜県の人気観光地で国内外から集客する高山市を訪れた際に聞いた住民の話には驚かされる。坪300万円といえば、東京都心の水準にも等しい。江戸時代...
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飛騨高山は「舞台あれど役者おらず」…朝市の出店者は歯抜け、地元の祭り継続も手探り状態
インバウンドでますます活気づく地域がある一方で、表面上の賑わいとは裏腹に、地元民の豊かさにつながっていないという現実がある。地方の町や村では以前から後継者不足が潜在していたが、インバウンドで人手不足が加速した。新型コロナ禍を経て体力...
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路線価急上昇の背景にインバウンド「宿泊地」需要…浅草・雷門前は16.7%も上がった!
国税庁が1日発表した今年1月1日時点の路線価は、全国の調査地点の平均が3年連続で上昇した。コロナ禍が収束し、国内外の旅行者が観光地に戻るなど、経済活動が活発化したためとみられる。 東京都内で最も高い伸び率だったのは、台東区浅...
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迷惑行為を注意した日本人女性に外国人ガイド“逆ギレ”…京都・八坂神社トラブルの一部始終
<おまえ、失礼(rude)だぞ、オレたちを放っておけ>(外国人男性) <いや、rudeはおまえや>(日本人女性) <あほ、何だおまえ! 何だおまえ! 何だおまえ! 黙っとけよ。うるせえ、おまえ! マジでうるさいな、おまえ!...
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空き家活用もインバウンド頼み? 全国に900万戸、2拠点居住の促進制度も解決策にならず
総務省が先月公表した「住宅・土地統計調査」の住宅数概数集計(速報集計)によると、2023年10月時点で国内の空き家数は900万戸と調査開始以来最多となった。 空き家の増加が深刻化する中、注目を集めているのが2拠点居住を促す制...
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出張族が1万円以内で安く泊まるには? インバウンドと国内需要回復でホテル高騰
「都心部のホテルはどこも高くて泊まれない……」 出張のたびにそう嘆く人も多いはずだ。 東京商工リサーチがビジネスホテルの8ブランドを対象に調べたところ、昨年10月から12月の客室単価は、1万2339円だった。コロナ禍前...
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3月の売り上げ11.2%アップも…インバウンド頼みの外食産業が抱えるジレンマと変化
もはや外食産業は訪日客なしにはやっていけなさそうだ……。 業界団体である日本フードサービス協会が25日に発表した調査で、今年3月の外食産業の売り上げが昨年同月比11.2%増と好調だった。コロナ禍前の2019年同月比でも13....
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高島屋など大手の決算は絶好調も…インバウンド頼みで百貨店は今後どうなる?
世の中が不況にあえぐ中、アッと驚く好景気だ。インバウンド需要を背景に、百貨店の売れ行きが絶好調だというのだ。 大手百貨店が16日までに発表した2024年2月期の決算では、軒並み売上高が前年より増えている。高島屋は前年比8%増...
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異常なインバウンド効果に翻弄される日本…植民地根性丸出しの政治と社会から抜け出すべき
妻と久しぶりに箱根に出かけた。酒と温泉三昧のホテルライフ(わずか2泊3日の)は快適だったが、帰路が最悪。駅行きのバスが、東京の通勤ラッシュより混んでいた。 大半がインバウンドの客だった。中国人や韓国人が多かった少し前と違い、...
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日本の外食が世界最強と言われるワケ インバウンドで長蛇の列、海外展開も好調で完全復活
コロナ禍で打撃を受けた外食チェーンが復活を遂げている。すき家、はま寿司などを展開するゼンショーHDやサイゼリヤ、鳥貴族HDなどの上場企業は業績が大幅に回復。2ケタ、3ケタ%増益の会社も見られる。 コロナが明け生活が通常モード...
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「なにわの台所」は雰囲気ガラリ“ぼったくり市場”に…築地場外では和牛1串が3000円!
「Shrimp ¥3500」「King Crab ¥4000」「Sea Urchin ¥3500」──。あちこちの店頭の値札に英語表記と強気の値段が並ぶ。大阪・ミナミの黒門市場。地元庶民が気軽に買い物する「なにわの台所」の雰囲気は一変...
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長野・白馬村の「夜の街」では英語が飛び交い…賑わいと引き換えに消えるジョッキとマイク
「海外に来たわけじゃないよな」──。スキーシーズン真っ盛りの長野県白馬村を訪れた日刊ゲンダイ記者は、そう呟かずにはいられなかった。 東京から北陸新幹線で1時間半。JR長野駅に着く。県内各地へと散っていく外国人観光客のために、駅...
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日本の不動産に群がる中国人が春節後に活発化? 投資家の9割近くが「買うなら“今”」と
2月10~17日は中国では日本の正月にあたる春節の大型連休で、中国人は大移動だった。 東京・銀座をはじめ日本全国に訪日中国人の姿が見られたが、この大型連休を利用した訪日旅行後に、日本の不動産購入を検討する中華圏の投資家の動き...
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今や日本経済を支えるのは訪日客 2023年外国人の宿泊者数は2022年の7倍に
観光庁の「2023年宿泊旅行統計」(速報値)によると、国内のホテルや旅館に泊まった日本人と外国人は、前年比31.8%増で延べ5億9351万人だった。 円安を背景に外国人が1億1418万人と22年の1650万人から7倍と大幅に...
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中国セレブ子女向け「日本の大学受験予備校」活況 なぜ新たなインバウンドビジネスに成長?
東京・新大久保、高田馬場駅周辺に中国語の看板が急増しているのはご存じか。しかもこの看板、ほとんどが「中国人向け大学受験予備校」だと知る人は少ない。 中国人留学生といえば、以前は語学学校に籍だけ置く外貨稼ぎの“出稼ぎ労働者”の...
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インバウンド活況の京都で…「安くても客が来ない」中小ホテルの嘆き
インバウンド復活で賑わいが戻る日本有数の観光都市、京都。市内の主要ホテル(109施設)の稼働率(8月)は、前年同月比19.4ポイント増の69.3%と回復傾向にある(京都市観光協会データ月報から)。コロナ前(19年同月)の83.1%に...
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強まる節約志向で外食産業も“冬の時代”…「訪日客の胃袋」が勝ち組or負け組を分ける
消費者の節約志向を受け、「勝ち組」と「負け組」がクッキリだ。帝国データバンクが上場する外食主要100社の価格改定計画を調査。その結果、今年に入り、メニューの値上げを実施・表明した企業は42社と約4割にとどまった。一方で、一部メニュー...
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ファストフードはコロナ前まで回復 今年上期の訪日客1000万人突破で外食産業ウハウハ
26日の為替相場で円が急落した。1ドル=150円台半ばまで円安は進行。10月初旬につけた年初来安値を更新している。 「米金利が上昇し、日米金利差の拡大によりドルが買われ、円は売られています。株式市場への影響も大きいので急激な円...
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訪日客の消費額が“コロナ前”超え…「安いニッポン」で異常なインバウンド価格爆騰のその先
「安すぎる国」を大満喫だ。観光庁が7~9月の訪日外国人(インバウンド)の旅行消費額が1兆3904億円と発表。2019年同期より17.7%増え、ついにコロナ前の水準を上回った。1人当たりの平均消費額も21万810円と、19年同期比29....
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岸田政権が“実弾介入級”1ドル=149円台の円安放置…口先介入「あらゆる選択肢」止まりの理由
円安が止まらない。26日、とうとう1ドル=149円台に突入。昨年の例に倣えば、とっくに「実弾介入級」の水準だが、政府の動きは鈍い。 「FRB(米連邦準備制度理事会)が金融引き締めの長期化をにおわせたのに対し、日銀は粘り強い緩和...