秀吉ゆかりの京都「岡林院」住職が観光被害を告発…白タク運転手から「消されるよ」と恫喝も
秀吉の妻である北政所が秀吉を弔うために建立した京都市東山区の高台寺。その塔頭である「岡林院」の住職がオーバーツーリズムによる観光被害をXに告発。反響を呼んでいる。被害実態について住職に聞くと、「一昨年の秋ごろから白タクとおぼしきワンボックスのワゴンに乗ったアジア系の観光客が急増。付近に駐車場があるのにもかかわらず、公道に路上駐車をしたり、道でたばこを吸ったりと目に余る行為が続いていました」と話した。
岡林院では白タクとおぼしきドライバーらのマナー違反だけではなく、機材を構え、参道を塞ぎながら長時間撮影する迷惑行為も相次いでいるという。
「“苔を踏まない”“枝を引っ張らない”などの最低限のマナーを守っていただければ問題はないのですが、マナー無視で参道を塞ぎ、檀家さんたちの通行を妨げるなどの行為も多発しています。明らかに観光客向けの商売としての撮影です。昨年、そうしたマナー違反を注意したところ『いずれ中国の一部になるんだから、消されるよ』などと脅されたこともありました」(岡林院住職)
状況にたまりかねた住職は、「誰かが声を上げなければ」との思いで今月初旬、Xにこれまでの観光被害を投稿したというわけだ。