痛みで立てない90代女性 高齢だから手術はできないと言われたが…

公開日: 更新日:

「どのような症状ですか?」

「鈍い痛みがあります。かなり前から腰痛はありました。最近はうつぶせになれず、痛いと言っています。以前はうつぶせにして私がマッサージをしていましたが、最近は痛がってできません」

 これは90歳代の女性の患者さんと同居する息子さんからの電話でした。

「症状がきつくなるのはどんな姿勢になった時ですか?」(私)

「特にうつぶせが痛いようです。鍼マッサージをすると以前は腰も軽くなり調子もよかったんです。昨年の6月初めまでは2階で寝ており、階段を上り下りしていました。風呂やトイレもできたのに、6月に入った頃から急に立てなくなって、整形外科で診てもらったら骨が弱くなっていると言われて、でも高齢だから手術はできないと言われて……」(息子さん)

 さっそく患者さんに来院していただきました。もともと排尿障害で泌尿器科に通院し治療を受けている方で、車いすのままの診察となりました。前屈は問題ないものの、後屈では腰が少し痛いとのこと、ただし座骨神経痛の兆候も、指圧し痛みを感じるポイントとなる腹部圧痛点もありませんでした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース