仕事柄、常に腰へ負荷が…若い頃から繰り返すぎっくり腰、なんとかならないのか?

公開日: 更新日:

「11月ごろから腰の痛みがあったんです。そして翌年の5月、追突事故に遭ってしまい、歩くのに支障が出るぐらいまで悪化しました」とぎっくり腰の痛みに耐えかね、我々のクリニックを訪れたのは40代の男性患者さん。

 腰が突然痛み出すこのぎっくり腰は、医学的には「急性腰痛」といいます。

 筋肉や背骨回りの軟骨、椎間板のトラブルなどが関係していることは推測できても、レントゲンなどの画像検査では「異常なし」となることが少なくありません。

 そのため積極的な治療に至らず、一時的に痛み止めなどで痛みを緩和し様子を見るというのが一般的です。それでもだいたい1カ月以内で自然に治癒するのですが、この方の場合は少し違っていました。

 仕事は配送業。重い荷物を運搬し、日常的に腰に負荷がかかっている。さらには、関節リウマチと気管支喘息の持病があり、炎症物質を体内で多く産生することから、健常者と比べて炎症や痛みが引きにくいことも考えられます。

 話を伺うと、この男性は28歳の時に初めてぎっくり腰を起こして以来、コルセットを装着し落ち着いたら外すを繰り返し、なんとかやり過ごしてきたのですが、これまでに4~5回は非常に重いぎっくり腰を起こしていたとのこと。そして突然、冒頭にもあるように追突事故に遭い、腰痛を悪化させてしまったのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…