網膜円孔・網膜裂孔<4>100%近い確率で網膜剥離の予防が可能

公開日: 更新日:

 自宅から徒歩で10数分というA眼科病院で高野稔さん(仮名。埼玉県内在住=自営業・70歳)は、盆休み「網膜円孔・網膜裂孔」のレーザー手術を受けた。

 手術から1週間後、経過観察のために、同病院を再訪した。最初の診察(検査)から間を2日置いてレーザー手術を受け、これで3度目の通院である。

 待合室のソファには、間隔をおいてガムテープで×印が貼られており、“社会的距離”(ソーシャルディスタンス)が励行されている。待合室に入り切れない外来は、廊下に並ぶパイプ椅子に座って待たされていた。

「高野さん~、点眼液を挿入します」と、言われ、ソフアに座ったまま、瞳孔が広がる目薬をさされた。

 10分ほどして、ペンライトで瞳孔の広がり具合を確認され、診察室に入った。診察の担当医師は、若い院長である。診察内容は最初の診察検査とほぼ同じで、機器に顔を乗せ、あごを固定する。

 レンズを通してまぶしいライトが照らされ、「屈折検査」、「角膜曲率」や「精密眼底」、眼の奥を見る「汎網膜硝子体検査」が行われた。屈折検査は、焦点が網膜上に正確に合っているかどうかを診る。また、角膜の曲がり具合、水晶体の厚みや、眼球の前後軸の長さを診る検査も行われた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」