大学駅伝三冠監督が「全国都道府県対抗男子駅伝」を「目を皿のようにして」見ていた理由

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 長野の3連覇で幕を閉じた今年(21日)の全国都道府県対抗男子駅伝広島市・平和記念公園前発着)。4区(5キロ)で首位に立ち、区間賞を獲得したのが長野・佐久長聖高3年の永原颯磨。3000メートル障害の日本高校記録(8分32秒12)を持つ逸材は、日本陸連が国際的な活躍が期待できる能力を秘めた者を中長期的に強化・育成するダイヤモンドアスリートに認定されている。

 同じ高校3年生では、5000メートルで日本高校歴代2位の記録(13分28秒78)を持つ兵庫の折田壮太(須磨学園高)が注目された1区(7キロ)は、長崎の川原琉人(五島南高)が19分31秒の区間新記録を樹立。5位の折田に7秒差をつけて第2走者にタスキを渡した。1区には昨年の高校総体1500メートル覇者の福岡・大牟田高の谷本昂士郎(12位)もいた。

 永原、川原、谷本の3人は今春、揃って順大へ進学する。

 順大といえば昨年は、5000メートルの高校記録を持つ吉岡大翔を獲得したが、箱根駅伝優勝11回の強豪校も今年は17位に沈み、4年ぶりにシード権を失った。名門復活へ向けて高校のトップランナーを集めているようだ。

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