陸上競技
-
【陸上】田中希実1500mで8位 女子中距離93年ぶり歴史的入賞の裏側
「日本選手は入賞も無理」と言われてきた女子の中距離。日本女子で初めてこの種目の、しかも決勝に出場した田中希実(21)が3分59秒95で8位入賞を果たした。 【写真】この記事の関連写真を見る(6枚) 準決勝では日本勢として...
-
【競歩】男子20km池田が銀、山西が銅! “地味”競技だからこその価値
日本陸上陣に今大会初のメダルだ。 奮起したのは男子20キロ競歩の池田向希(23)と山西利和(25)。優勝争いが3人に絞られた終盤、山西がラスト2キロから遅れだし、池田とスタノ(イタリア)の一騎打ちに。池田も最後の1キロで離さ...
-
【陸上】男子400mリレー決勝「夜10時50分スタート」のバカバカしさと米国予選敗退の皮肉
男子400メートルリレーで金メダルを狙う日本がギリギリで決勝進出を決めた。 昨5日の予選1組に登場。第1走者の多田修平(25)から100メートル日本記録保持者の山県亮太(29)、桐生祥秀(25)が好走し、アンカーの小池祐貴(...
-
【陸上】田中希実「初」づくしに陸上界が驚いた! 1500Mでまさかの4分切りファイナルへ
二兎を追い二兎を得た。 女子1500メートル準決勝の田中希実(21)は1組目に登場。予選で出した日本新を更新する3分59秒19で5着に入り、決勝進出を決めた。 準決勝は2組が走り、各組5着以内+タイム上位2人の計12...
-
<10>ロス五輪の競技直前、中村監督は瀬古利彦を迎えに帰国すると言い出した
五輪の男子マラソンで思い出すのは瀬古利彦だ。1976年、早大に入学。師匠は多くの長距離選手を世界へ送り出した中村清さんだ。自身も早大時代に箱根駅伝を走り、1936年ベルリン五輪(1500メートル)にも出場。戦後すぐに早大競走部の監督...
-
<9>三村君は高橋尚子に嘘をついてソールの厚みが異なるシューズを渡した
「左右の高さが同じ、以前の靴に戻して欲しいです」 シドニー五輪の直前、高橋尚子からこう言われたシューズ職人の三村(仁司)君は悩んだ。高橋は左右の脚の長さが違う。普通のシューズではバランスが悪い着地で再び故障するかも知れない。レ...
-
【陸上】三浦龍司が3000m障害で日本人初7位入賞も…元陸連幹部が手放しで褒めない理由
メダルは取れなかったが、新たな歴史をつくった。 東京五輪の陸上男子3000メートル障害で、49年ぶりに決勝に進んだ三浦龍司(19)は、この種目で日本人初の7位入賞を果たした。 序盤はスローペースで先頭に立ち1000メ...
-
【陸上】110m障害・泉谷駿介の恩師が語る 覚醒の瞬間と唯一無二の技術
「ここって時は常に強いんですよ、彼は。きっと良い走りを見せてくれますよ」 走り高跳びの元日本記録保持者で順天堂大学陸上競技部の顧問を務める越川一紀氏が太鼓判を押す。3日19時10分から行われる陸上110メートル障害の予選に登場...
-
<8>高橋尚子は五輪直前に左脚を故障、シューズに対する考えを変えた
1992年バルセロナ五輪。日本のマラソン陣は、男子が中山竹通、谷口浩美、森下広一、女子は山下佐知子、有森裕子、小鴨由水。男女とも金メダルを狙える実力者が揃った。この大会の優勝は男子が韓国の黄永祚、女子はワレンティナ・エゴロワ(ソ連崩...
-
【陸上】やり投げ北口榛花の原点 単身でチェコへ渡航、パティシエの父が語る思い
3日の女子やり投げ予選に登場する北口榛花(23)は、北海道旭川市で生まれ育った。 ■名前の由来はヘーゼルナッツ 榛花(はるか)という名前は菓子作りに欠かせないヘーゼルナッツの和名「榛(はしばみ)」に由来。名付けた父の幸...
-
【陸上】山県、多田、小池の100m予選敗退は波乱か必然か…アテネ以来の屈辱の結果に
89年ぶり日本人ファイナリストの夢は、あっけなくついえた。 7月31日に行われた陸上男子100メートル予選で、日本勢3人が全員予選落ちとなり、1日の準決勝に進めなかった。 ■日本最速トリオ揃って予選敗退なぜ 9...
-
【陸上】走幅跳・橋岡優輝 横浜流星“瓜二つ”のイケメンは華麗なるスポーツエリートの血筋
31日夜7時から行われる男子走り幅跳び予選に出場する橋岡優輝(22)が、五輪切符を手にしたのは今年の6月末のこと。代表内定が懸かる日本選手権で自己新記録かつ今季世界ランキング5位にあたる8メートル36(追い風0.6メートル)を跳んで...
-
<7>ロザ・モタは金メダルを獲得した夜に我々の皿洗いをした
1984(昭和59)年のロサンゼルス五輪で初めて採用された女子マラソン。このレースで3位になったのがポルトガルのロザ・モタだ。モタは86年欧州選手権で2度目の優勝を飾り、この時、2年後のソウル五輪では金メダルが狙えると直感的に思った...
-
【陸上】3000m障害・三浦龍司&走り高跳び・戸辺直人 揃って49年ぶり決勝進出のW快挙!
半世紀ぶりの快挙だ。 東京五輪の陸上競技男子3000メートル障害予選1組の三浦龍司(19)は、8分9秒92の日本記録で決勝に進出した。三浦は序盤から2、3番手につける積極的なレースを見せ、残り1周から得意のスパートをかける。...
-
【陸上】三浦龍司は類を見ない運動神経の人情家…日本人初の3000m障害入賞なるか
6月26日に行われた日本選手権男子3000メートル障害で、6周目の水濠で転倒しながらも8分15秒99の日本新記録で優勝。圧巻の走りで五輪出場を決めた三浦龍司は、30日朝9時半から同種目の予選に登場する。 「彼の走りの最大の魅力...
-
<2>契約合意に至らなかったB.ジョンソンがソウル五輪で金メダルもどんでん返しが
カール・ルイスがミズノのスパイクで登場した1987年の世界陸上ローマ大会。注目の100メートルを9秒83の世界新記録で制したのは、ルイスではなくカナダのベン・ジョンソンだった。得意のロケットスタートで9秒93(2位)のルイスを寄せつ...
-
<1>カール・ルイスとの契約放棄は人生最大の判断ミス
「大魚」を逃したことは、今でも痛恨の極みだ。 1980年代から90年代にかけて、「人類最速の男」の称号をほしいままにした陸上短距離のカール・ルイス。ロス五輪前年の83年、米国から仰天のファクスが届いた。ルイスら、多くのトップ選...
-
桐生とデーデーを400mリレー代表に選出した陸連の計算
とにかく金メダルを狙える種目に力を入れようということか。 日本陸連が2日、東京五輪の代表内定選手を追加発表。男子400メートルリレーの代表に男子100メートルで日本初の9秒台を出した桐生祥秀、日本選手権の100メートルと20...
-
陸上日本選手権のどこがワクワクしたんだ? 優勝しても五輪出場不可選手ゾロゾロ
「さあいよいよ陸上男子100メートル五輪代表決定、世紀の戦いが始まります。ワクワクしますねえ!」 と始まった東京五輪代表最終選考会を兼ねた陸上日本選手権生中継。 ぜんぜんワクワクしなかった。なんかみんな一生懸命なんだけ...
-
陸上・三浦龍司が秘める可能性 転びながらも3000m障害の日本記録更新
27日に閉幕した陸上の日本選手権。大会4日間で、8種目17人が東京五輪の切符を手にした。 注目の男子100メートル決勝は、多田修平と山県亮太に内定したが、優勝した多田の時計は10秒15。2位は参加標準記録(10秒05)を突破...
-
小池祐貴が陸上200mで五輪切符 “3人目”代表入り濃厚100mとどっち走る?
大会最終日の男子200メートル決勝は、五輪参加標準記録(20秒24)を突破している小池祐貴(26)が20秒46で初優勝。同種目での五輪代表を決めた。小池は25日の100メートル(2枠内定)は4位だったが、参加標準記録(10秒05)を...
-
陸上男子100m&400mリレー「五輪決勝進出」の確率とポイントを徹底解説!
25日に行われた陸上の日本選手権、男子100メートル決勝は、多田修平(25)が10秒15をマークして優勝した。9秒95の日本記録を持つ山県亮太(29)が3位に入った。2人は五輪参加標準記録を突破しているため、五輪出場が内定した。 ...
-
競歩・鈴木雄介を“殺した”ドーハの酷暑 まさかの五輪辞退
本人の落胆は計り知れない。 東京五輪男子50キロ競歩代表の鈴木雄介(33)がコンディション不良のため代表内定を辞退。22日、所属先の富士通が発表した。補欠の勝木隼人(30)が入れ替わりで代表に内定した。 ■慢性疲労で断...
-
陸上日本選手権 男子100mは9秒台のハイレベルな代表争いも
まれに見るハイレベルなレースを期待されているのが、東京五輪代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権(24日開幕=大阪・ヤンマースタジアム長居)だ。 先の布勢スプリント(鳥取)の男子100メートルで山縣亮太(29=セイコー)が9秒9...
-
山縣亮太100m9秒95で日本新 度重なる怪我が生んだ記録更新
「ついに出ましたね」 その一報に、スポーツライターの高野祐太氏はこう言った。 陸上の布勢スプリント(鳥取・布勢総合運動公園陸上競技場)の男子100メートル決勝で、山縣亮太(28)が9秒95の日本新をマーク。サニブラウン...
-
新谷仁美のコーチ・横田真人氏が説くスポーツのあるべき姿
「命というものは正直、オリンピックよりも大事なものだと思います」 新型コロナウイルスの感染拡大が収束しない中、新谷仁美(33)が語った飾らない本音。陸上女子1万メートルで東京五輪代表に内定している新谷は、「アスリートとしては出...
-
“ポスト菅”筆頭 河野太郎はワクチンでコケたら陸連会長へ
困難を伴う一大事業である。 コロナ対策の失敗で支持率が急降下している菅総理。「感染対策の決め手」というワクチン接種の陣頭指揮を託したのが、河野太郎行改担当大臣(58)だ。 新たにワクチン担当大臣に任命された河野氏は、...
-
「びわ湖毎日」消滅と統合で勃発する大阪のマラソン戦争
びわ湖毎日マラソンは来年の大会を最後に幕を閉じ、大阪マラソンに統合される。2022年は「第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会」として行われる。大会名はもちろん仮称だ。 2011年創設の大阪マラソンは3万人...
-
日本のマラソンのテーマは黙々と技術を追究する気迫と気力
12月4日に開かれた陸上競技の日本選手権長距離種目は好記録続出だった。女子1万メートルで新谷仁美が18年ぶりに日本記録を更新(30分20秒44)し、驚いたのは男子1万メートルだ。 旭化成1年目の相沢晃の27分18秒75を筆頭...
-
JOCや陸連がセクハラ防止声明 女子陸上のユニ露出なぜ多い
「女子陸上選手のユニホームにも原因がある」 そういった声がネット上で多数飛び交っている。 ことの発端は今年8月ごろ、日本陸上競技連盟に、女子選手が被害を訴えたことに遡る。近年、SNSの普及と共に女子アスリートの胸や股間...