陸上競技
-
2025年世界陸上は“クリーン”に行われるのか? 前回91年大会では接待や贈り物ジャブジャブ
もう、湯水のごとくは許されない。 東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件を受け東京都は14日、今後の国際スポーツ大会でのガバナンス強化に向けた有識者会議を設置すると発表した。弁護士や公認会計士らで構成し、12月の初会合から再...
-
駒大エース田沢廉はマラソンで世界に通用するか?全日本駅伝3連覇に貢献も気になる進路
この選手も同じ道をたどるのか。 全日本大学駅伝対校選手権は、駒大が5時間6分47秒の大会新記録で圧勝。3連覇で15度目の優勝を遂げた。10月の出雲駅伝との2冠を達成し、1月の箱根駅伝で「大学3冠」に挑む。 大会記録に...
-
不破聖衣来が2年連続区間賞で復活アピールも…2023年世陸前に“駅伝に潰される”深刻懸念
名城大が史上初の6連覇を達成した30日の全日本大学女子駅伝(仙台)。 女子1万メートル日本歴代3位(30分45秒21)の記録を持つ拓大の不破聖衣来はエース区間の5区(9.2キロ)に登場。7位でタスキを受けると終盤に3人を抜き...
-
エリザベス女王から優勝杯を渡された「唯一の日本人」 順大OB澤木啓祐氏が語った緊張感
英国の君主として70年にわたって在位してきたエリザベス女王が8日、96歳で亡くなった。「女王陛下の訃報に接し、56年前を思い出しました」というのは、陸連専務理事、副会長などを歴任した澤木啓祐氏だ。 澤木氏といえば、母校・順天...
-
ボルトが「勝利ポーズ」を商標登録…ロゴとして使用しビジネス展開へ
陸上界のスーパースター、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が、自らの「勝利のポーズ」をロゴとして商標申請した。出願書類によると、このロゴを使って幅広いビジネスを展開する構えだ。米特許商標庁に17日付で申請した。 ボルトは陸上男子...
-
世界陸上でクラスター発生…「スポーツ産業国」である日本の驕りが希薄な危機感を生む
世界陸上選手権が終わった。競歩や女子やり投げの北口榛花の活躍はあったが、盛り上がりに欠けた。理由は日本チームのコロナ感染クラスターだ。 人気種目のマラソンでは鈴木健吾、一山麻緒、新谷仁美という期待選手が直前に消え、お家芸を自...
-
世界陸上の新種目 男子35キロ競歩で川野将虎が「わずか1秒差」の銀メダル
陸上の世界選手権(米オレゴン州ユージン)は24日(日本時間25日)、新種目の男子35キロ競歩を行い、川野将虎(23)が2時間23分15秒で銀メダルを獲得した。 川野は5人の先頭集団で30キロを通過。歩型違反で待機処分を科され...
-
2025年世界陸上は東京に! 日本開催は91年東京、07年大阪に続き3回目
世界陸連は14日(日本時間15日)、米オレゴン州ユージンで理事会を開き、2025年世界選手権の東京都開催を決定した。日本での開催は1991年東京大会、07年大阪大会に次いで3度目となる。 東京都の他にシンガポール、ケニア、ポ...
-
田中希実が世界陸上も3種目出場 異例の“三刀流”に元陸連幹部「入賞狙いは無謀」と苦言
「三兎を追う者は……」にならないのか。 日本陸連は7日、オレゴン世界陸上(7月15日開幕、米国)の新たな出場選手を発表し、女子800メートルの田中希実(22)らが追加された。田中は既に1500、5000メートルの代表に決まって...
-
田中希実は1500mと5000mで2冠、800mで2位 国内敵なしでも「世界女王」とは彼我の差
国内では文句なしの「女王」だ。 世界陸上(7月・米オレゴン州)の代表選考会を兼ねた今大会。3種目に出場した田中希実(22)が、1500、5000メートルで2冠を達成。参加標準記録を突破しており、代表に内定した。2位だった80...
-
サニブラウン100m完勝もトップ選手は精彩欠く…日本スプリント界を襲う「冬の時代」
やはり「壁」は分厚かった。 10日、陸上日本選手権の男子100メートル決勝がヤンマースタジアム長居で行われ、サニブラウン(23)が10秒08で3年ぶりの優勝を飾った。 サニブラウンは9日の準決勝で10秒04をマークし...
-
日本選手権の裏で囁かれる2025年「世界陸上」招致問題…変わらず補助競技場がうやむや
「宿題」はどうなったのか。 陸上の日本一を決める日本選手権(大阪・ヤンマースタジアム長居)が9日に開幕した。 今年は7月15日から米・オレゴン州ユージーンで行われる世界陸上の日本代表選考会を兼ねている。陸上ファンにとっ...
-
このままでは不破聖衣来は駅伝に「殺される」…ケガ完治せず日本選手権1万m欠場
8日に国立競技場で行われたセイコーゴールデングランプリで、世界陸上(7月・米国)100メートルの切符を狙った東京五輪代表の小池祐貴は10秒22の2位。参加標準記録(10秒05)を突破できなかった。1位は2019年世界陸上金のクリスチ...
-
女子陸上のトラックとマラソン「日本は遅れている」 野口みずきの恩師・藤田信之氏が危機感
2004年アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずきを育てたことで知られる藤田信之氏だが、400メートルからマラソンまで、女子陸上の中・長距離(ジュニアを含む)16種目で日本記録を更新させた指導者でもある。トラックとマラソンを熟知す...
-
マラソン嫌いの新谷仁美が狙う「4つの日本記録」はそんなにすごいのか?
今年はロードで日の丸を背負う。 東京五輪陸上女子1万メートル代表の新谷仁美(34)は、3月の東京マラソンに出場し、2時間21分17秒で日本勢2番手(7位)だった。この時計が評価され、7月の世界陸上(米・オレゴン)マラソン代表...
-
2025年世界陸上は東京開催で決まりなのか? 日本陸連が国立競技場の規則をひっそり改正
「なぜ積極的にアピールしないのかな」と言って首をかしげるのは、東京陸上競技協会の関係者だ。 ■五輪を開催した競技場はOK 先週23日、国立競技場について、「ルール改正が行われていた」と多くのメディアが報じた。日本陸連は昨...
-
女子長距離界の超新星“フワちゃん”を抱える拓大・五十嵐監督のハンパない重圧
また、やってくれた。 コロナ禍で2年ぶりの開催となった今大会。注目は4区(4キロ)を走った群馬の不破聖衣来(18・拓大1年)だ。22位でタスキを受けると、13人抜きの快走で9位まで順位をあげた。12分29秒の時計はこれまでの...
-
箱根駅伝スター選手の夢をつぶす陸上界の「2大障壁」…“山の神”も大迫もぶち当たった
青学大の圧勝で幕を閉じた今年の箱根駅伝。今年もコロナ禍のため沿道での応援自粛を求められていたが、約60万人が生観戦。テレビの視聴率も世帯平均は27.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、4日のスポーツ紙やテレビで取り上げる青...
-
ある代理人の死…駅伝ケニア留学生の生みの親の功罪を検証すべき
喪中の知らせが届くのはいつもの年末だが、今年は心なしかその数が多いようだ。箱根駅伝の解説者だった碓井哲雄さんが9月に亡くなったことは前に書いた。石井賢治さんが1月に亡くなっていたとは知らなかった。長野県出身の長距離選手で、臼田高校時...
-
箱根駅伝まで2週間…「世界陸上」有望選手の故障が心配な日本陸連の複雑胸中
来年1月2日の開幕まで約2週間。スポーツ紙では箱根駅伝に関する記事が多くなってきたが、日本陸連の幹部は心中穏やかではないようだ。 例えば、15年ぶりの総合優勝を狙う順大は、東京五輪男子3000メートル障害で日本人初の7位入賞...
-
びわ湖に続き福岡国際マラソンにも幕…日本陸連の財源“標的”が大衆レースという愚
石原慎太郎は都知事時代にパンダ不要論を説いた。中国嫌いでも構わないが、パンダは戦中派のおばあちゃんと幼稚園の孫をつなぐコミュニケーションツールだ。一瞬でも世代を超え共に心ときめかす対象が多くないことを、政治家は知らない。 我...
-
積水化学がクイーンズ駅伝悲願の初Vも…実業団の本音は「男子ニューイヤーと同日開催を」
「駅伝の優勝にまさるものはない。このメンバーで積水化学の強さを全国に見せられたことがうれしい」 28日、創部25年目の積水化学が悲願の初優勝を遂げ、エースで5区(10キロ)を走った新谷仁美(33)が笑顔でこう言った。 ...
-
パリ五輪マラソン選考基準変更…メダル獲得にはペースメーカー不要! 元陸連副会長も苦言
次の五輪もメダルは無理だ。日本陸連は25日、2024年パリ五輪男女マラソンの代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場条件を発表した。選考会では複数のレースを走らせるなど、内容は東京五輪の代表選考とほぼ変わら...
-
不破聖衣来に22年世界陸上代表の可能性 東日本女子駅伝でも群馬の逆転Vに貢献
2週間前の全日本大学女子駅伝で異次元の走りを見せた不破聖衣来(拓大1年・18)が、この日は逆転優勝の立役者となった。 群馬のアンカーとしてタスキを受けたときはトップの宮城とは38秒差。5キロすぎで首位に立つとそのまま逃げ切り...
-
全日本は駒大連覇も「大学駅伝三冠」が難しい本当の理由 2000年に達成した順大元監督が語る
駒大が、青学大との激戦を制しての連覇で14回目の優勝を決めたが、大会前の注目は10月の出雲全日本大学選抜駅伝に勝った東京国際大だった。伝統校を抑えて初出場の初Vで知名度が上がり、今大会も優勝候補に挙げられていた。3区でトップに立ち、...
-
大学女子駅伝で超大物ルーキー! 拓大・不破聖衣来「異次元の走り」と将来性
全日本大学女子駅伝(6区間38.1キロ)は、名城大が2時間2分59秒で史上2校目の5連覇を達成したが、異次元の走りを見せたのが拓大の1年生、不破聖衣来(18)だ。 最長5区(9.2キロ)を任され9位でタスキを受け取ると、各校...
-
世界陸上招致申請に「ノーモア国際大会!」の声 競技団体も“東京五輪トラウマ”でピリピリ
当然の声だろう。 2025年世界選手権の日本招致(会場は未定)を世界陸連に申請した日本陸連。開催地は来年3月に決定する。このニュースが報じられると、ネット上には「国内にスポーツの国際大会を招致するのはやめてほしい」「4年後ま...
-
マラソンで“厚底”初の失格者 それでも「シューズのドーピング」がなくならないワケ
やっぱり出たか。 オーストリアで12日に行われたウィーン・シティーマラソンで優勝したエチオピア選手が失格になった。レース後、履いていた厚底シューズが規定より10ミリ厚い50ミリだったことが発覚したからだ。マラソンの主要大会で...
-
「河野太郎総理大臣」誕生なら…2025年世界陸上はポシャる可能性
陸上界が総裁選に注目している。 萩生田光一文科相は7日、東京五輪・パラリンピックのメイン会場となった国立競技場(以下・国立)の後利用について言及。「レガシー(遺産)として現状のまま使う方が国民の理解を得られるのではないか」と...
-
セバスチャン・コー会長「東京にお返ししたい」世陸開催の本気度…選手に“命懸けレース”また強要?
手放しで喜べない。世界陸連のセバスチャン・コー会長は東京五輪最終日の8日に会見を行い、東京で世界選手権を開催する意向を示した。 コロナ禍という厳しい条件の中で東京五輪を開催したことに「お返しがしたい」という。「コロナ感染が終...