陸上競技
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110m障害・泉谷駿介の恩師「あの走りで5位ならよくやった」順大陸上部顧問の世界陸上観戦記
世界陸上男子110メートル障害決勝で、日本記録保持者の泉谷駿介(23)が13秒19の時計で5位入賞を果たした。この種目で日本選手の決勝進出は初。順大時代に泉谷を指導した越川一紀氏(現順大陸上部顧問)は、このレースをどう見たのか。 ...
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三浦龍司が日本勢初の入賞も最後に抜かれ6位に「半分悔しい」…世界陸上男子3000m障害
陸上の世界選手権(ブダペスト)は日本時間23日未明、男子3000メートル障害決勝を行い、東京五輪7位の三浦龍司(21)が8分13秒70で6位に入り、同種目の日本勢で初の入賞。青木涼真(26)は8分24秒77の14位に終わり、モロッコ...
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泉谷駿介「両足つっても」110m障害5位入賞! 低身長をプラスに変えた驚異のポテンシャル
歴史が動いた。 現地21日(日本時間22日)に行われた男子110メートル障害で、泉谷駿介(23)が13秒19で5位に入賞した。五輪を含めこの種目で日本人初の決勝進出を果たし、過去最高成績となった。米国のグラント・ホロウェイ(...
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サニブラウン「日本勢最高タイ」100mで6位入賞も…準決勝よりタイム落とし反省の弁
陸上の世界選手権(ブダペスト)は日本時間21日未明、男子100メートル決勝を行い、サニブラウン・ハキーム(24)が10秒04で6位入賞。自身の前回大会の7位を上回り日本勢最高成績で、五輪を含めれば、1932年ロサンゼルス大会6位の吉...
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ドルーリー朱瑛里が自己新更新で総体1500m3位入賞も…マスコミ過熱に野口みずきの師匠が苦言
「1年生で4分15秒50なら好記録ですよ」 こう言うのは、アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずきを育てた藤田信之氏だ。 3日に行われた全国高校総体(インターハイ)陸上女子1500メートル決勝に、今年1月の全国都道府...
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あるか、ドルーリー朱瑛里の記録ラッシュ…2日開幕インターハイ陸上では2種目に出場
1年生が「あっ!」と言わせるか。 今年1月の全国都道府県対抗女子駅伝で、17人抜きの区間新記録で注目を浴びたドルーリー朱瑛里(岡山・津山高1年)。2月には過熱報道やファンの注目の精神的負担が大きいとして、代理人弁護士を通じた...
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陸上DLロンドン大会110mハードル2位の泉谷駿介と王者G・ホロウェイとの「共通点」
世界選手権のメダルも見えてきた。 23日、陸上ダイヤモンドリーグ(DL)第10戦のロンドン大会で男子110メートルハードルの泉谷駿介(23)が2位に入った。 泉谷は6月のDL第6戦(ローザンヌ)で優勝したが、そのレー...
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来夏パリ五輪は地獄の熱波 陸連は「第2の鈴木雄介」を懸念…19年に競歩初の金も疲労2年抜けず
日本列島は連日の酷暑。17日は山梨の勝沼で38.8度を記録したが、近年は欧州の暑さも異常だ。 ■8月の世界陸上より怖い 来月、世界陸上(ブダペスト)が開催されるハンガリーでは昨年7月、最高レベルの猛暑警報が発令され、農...
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女子陸上・田中希実「もうダメかも…」と弱音 母が明かすプロ転向直後の知られざる挫折
陸上の田中希実(23)がアジア選手権・女子1500メートルを制してから1週間が経った。 田中といえば、「甘えを捨てるため」と、4月に豊田自動織機を退職。プロとしてニューバランスに所属することを発表した。それからの活躍は目を見...
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田中希実1500M大会新で圧勝! 母が明かす「プロ転向“ちりつも”メリット」と「ケニア愛」
もはやアジアに敵はいない。 12日に行われた陸上アジア選手権(バンコク)の女子1500メートル決勝。序盤からレースを牽引した田中希実(23)はラスト2周からギアを上げると、半周もしないうちに後続をみるみる引き離し、ラスト1周...
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日本陸上界のいびつな賞金事情…マラソンはウハウハ、やり投げ北口榛花は大会Vでも約142万円
畑岡奈紗(24)が優勝に届かなかった今年の全米女子オープン。賞金総額1100万ドル(約15億6200万円)で、A・コープス(25)の優勝賞金は200万ドル(約2億8400万円)。4位の畑岡でも約6846万円を手にした。 ゴル...
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男子110m障害・泉谷駿介 世界最高峰シリーズ初出場Vの快挙も…恩師からは厳しい評価
6月の日本選手権110メートル障害で13秒04の日本新記録で優勝した泉谷駿介(23=住友電工)が、陸上の世界最高峰シリーズ「ダイヤモンドリーグ(DL)」第6戦(6月30日スイス・ローザンヌ)に初参戦。13秒22で優勝した。日本勢のD...
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女子やり投げ北口榛花 スポーツマスコミが取り上げない「ダイヤモンドリーグ3勝」の価値
「ダイヤモンドリーグ(DL)で優勝することがいかにすごいことか。まだ、わかってもらえていないのか」 こんな愚痴をこぼすのは元日大陸上部監督(現佐野日大短大学長)の小山裕三氏だ。 昨年の世界選手権(世陸)女子やり投げ銅メ...
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陸上110m障害で日本記録更新!パリ五輪で金狙う「陸上界の大谷翔平」驚異の身体能力
「メジャーの二刀流」大谷翔平と「同じ時代に生きている幸福感」を味わっている者は多いが、この男の大偉業に日本列島が湧きかえる日が来るかもしれない。 4日に行われた陸上日本選手権最終日(大阪)の男子110メートル障害決勝で、泉谷駿...
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陸上日本選手権 初日の目玉は男子5000m“新旧対決” 大迫傑らベテラン勢に大学生の有望株が挑む
若駒の台頭はあるか。 1日開幕の陸上日本選手権(大阪・ヤンマースタジアム長居)初日の注目は男子5000メートル決勝だ。男子の同種目は五輪と世界選手権(世陸)で過去に入賞者はいない。世界で上位争いが期待できるわけではないものの...
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その死から38年…瀬古利彦を育てた執念の勝負師・中村清を思う
川で転んであちこちをひどく打った。釣りをしていたわけではなく、清掃して滑ったのだ。情けないと、ずぶ濡れになった体で中村清を思い出した。 瀬古利彦の育ての親、長距離界に数々の足跡を残した名伯楽が釣行中に他界したのがこの時期、1...
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IOCにケンカを売った世界陸連の至極まっとう ロシア選手の競技復帰勧告をキッパリ拒否
言い分はもっともだ。 世界陸連のセバスチャン・コー会長は8日、ローレウス世界スポーツ賞の表彰式に出席。ロシアと同盟国のベラルーシの選手に関し、2024年パリ五輪の陸上競技に復帰させないことを確認したと、仏メディア「RMCスポ...
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競歩はマラソンに代わる“第二のお家芸”…日本陸連は独自のロードレース観を打ち出すべき
国際オリンピック委員会(IOC)と世界陸連(WA)が、来年夏のパリ五輪での競歩の実施要項を発表した。 男子50キロ競歩に代え、新種目として35キロの男女混合を行うことは東京大会前に決まっていたが、新種目を男女2人が10キロ余...
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陸上中距離女王・田中希実「プロ宣言」はマラソン転向の布石? 親子で描くはパリ五輪の先
先輩ランナーに続くのか。 陸上女子で東京五輪1500メートル8位入賞の田中希実(23)が3日、都内で会見を行い、スポーツメーカー「ニューバランス」に所属することを発表。先月末に豊田自動織機を退社し、今後はプロランナーとして活...
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新谷仁美のMGCボイコット宣言は至極まっとう 選手を国内に縛り付ける陸連の愚
今週は青梅マラソン、来週は大阪、再来週は東京、さらにその次は名古屋ウィメンズと、マラソンシーズン真っ盛りだ。 そんな折に面白い話を聞いた。今月12日に2年ぶりに香港マラソンが開催され、フル、ハーフ、10キロ、車椅子に4万人以...
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香川丸亀国際ハーフマラソン男女の記録 世陸や五輪につながる別府大分より気になるワケ
ニンジン効果はあるか。 5日号砲の別府大分毎日マラソンは、8月の世界陸上や来年のパリ五輪へ続くレースだ。前年の優勝者は西山雄介(28)。初マラソンで大会初の2時間7分台の記録で制し、同年の世界陸上に出場し13位だった。 ...
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女子マラソン新谷仁美「パリ五輪は出ない」明言も…陸連のラブコールに応じる可能性は?
凡戦に終わった大阪国際女子マラソンの29日の総括会見で、陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古利彦氏は、15日のヒューストン・マラソンで日本歴代2位(2時間19分24秒)の好記録で優勝した新谷仁美(34)にこう呼びかけた。 ...
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全国駅伝で一躍人気“スーパー中学生”ドルーリー朱瑛里 早くも心配なマスコミとファンの過熱
エントリーしただけでニュースだ。 「BIWAKOクロカン」事務局は27日、全国中学生クロスカントリー大会(2月5日、滋賀)にドルーリー朱瑛里(15=鶴山中)がエントリーしたことを発表。スポーツ紙のネット版が早々と報じた。 ...
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パリ五輪にソッポの新谷仁美が狙うマラソン日本記録の疑問…女子に「2つの記録」存在のナゼ
知らない人は多い。 15日のヒューストン・マラソンを日本歴代2位の2時間19分24秒で優勝した新谷仁美(34)が23日、都内で会見。来年のパリ五輪を目指さない方針を改めて明言した。1万メートルとハーフマラソンの日本記録保持者...
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パリ五輪で最終日を飾る女子マラソンは史上最も過酷なレース確定…起伏が多い超難コース
20年ぶりのメダルはあるか。 世界陸連は9日、2024年パリ五輪(7月26日開幕)のタイムテーブルを発表した。花形種目の男子100メートル決勝は8月4日午後9時50分(日本時間5日午前4時50分)。女子マラソンは五輪史上初め...
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北口榛花のやり投げ人生を変えた単身チェコ留学 食事、洗濯、お風呂…文化の違いに驚きの連続
北口榛花(24)は昨年7月、陸上世界選手権(米・オレゴン州)の女子やり投げで表彰台に立った。投てき種目では五輪、世界陸上を含めて日本女子史上初となる銅メダルを獲得する快挙。日本陸上界を大いに沸かせた。飛躍のきっかけになったのがチェコ...
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北口榛花のやり投げ人生を変えたチェコ留学 始まりは1枚の名刺、言葉の壁“必笑”エピソード
「ドブリーデン」 チェコ語で「こんにちは」を意味する言葉だ。 【写真】この記事の関連写真を見る(10枚) 北口榛花(24)は2022年7月の陸上世界選手権(米・オレゴン)で、日本女子初となる投てき種目のメダルを獲...
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高校駅伝ランナーの進学先に異変あり…箱根優勝より大学のブランド力重視の堅実志向へ
女子は長野東、男子は倉敷の優勝で幕を閉じた今年の全国高校駅伝。長野東のアンカー村岡美玖は、大学女子駅伝の名門・名城大への進学が決まっている。 女子は実業団に進む選手も多いが、男子は5000メートルで13分台の記録を持つ選手の...
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【箱根駅伝予想】早大OB渡辺康幸氏「駒大の3冠阻止して青学大連覇なるか」ダークホースは?
駒大に学生駅伝3冠がかかる年明けの箱根駅伝。青学大はそれを阻止し、2連覇を達成できるか。そこに割って入る大学はあるのか、波乱はないのか。1号車で解説を務める早大OBの渡辺康幸氏(49=住友電工陸上部監督)は大学時代、2区で2度の区間...
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佐久長聖が全国高校駅伝「高校最高」2秒更新も“ケニアの壁”厚く…倉敷が「大会新記録」V
全国高校駅伝(京都)の男子(7区間42.195キロ)は、倉敷(岡山)が、2時間1分10秒の大会新記録で、4年ぶり3度目の優勝を果たした。 勝利と大会記録に大きく貢献したのはケニア出身の留学生サムエル・キバティ(2年)だ。3区...