酷暑はむしろ歓迎、男子競歩は「メダル独占」まである…92年五輪戦士が語る日本の強み
競歩
2016年リオ大会の50キロで荒井広宙が銅、前回の東京大会では20キロで池田向希が銀、山西利和が銅。世界選手権では15年北京大会からメダルが途切れたことがない日本。今や競歩王国となったが、パリではどうか。1992年バルセロナ五輪50キロ代表で、現・明大競走部監督の園原健弘氏に聞いた。
今回は男女20キロと、除外となった男子50キロの代わりに男女1人ずつが交互に約10キロを歩く混合リレー(42.195キロ)が行われます。女子20キロのメダルは正直厳しい。入賞狙いでしょうが、男子20キロは3人ともメダルの可能性は十分にある。3人の表彰台だってあり得ます。
ライバルは、23年世界選手権(世陸)20キロ、35キロ2冠のA・マルティン(スペイン)、東京五輪20キロ金、22年世陸35キロ金のM・スタノ(イタリア)、23年世陸20キロ銀のP・カルストローム(スウェーデン)、23年世陸35キロ銀のB・D・ピンタード(エクアドル)ら多数います。実力は拮抗しており、誰が金メダルでも入賞圏外に沈んでも不思議ではありません。