スポーツ時々放談
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東京五輪銀・競歩のエースに“あり得ない”血液ドーピング…疑惑を晴らすのは陸上界の重要な仕事だ
池田向希(旭化成)のドーピング疑惑報道には驚いた。 競歩界のエース、東京五輪とオレゴン世界選手権のメダリストは、歩形の美しさで国際的にも知られ、例えるなら80年代の瀬古利彦のような存在だ。 …
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女子マラソンで2時間10分切り…日本は記録を追うより五輪一本に的を絞るしかない
マラソンの記録が伸び続けている。2時間切りが秒読みに入った男子に続き、女子でも記録が出た。 10月13日に行われたシカゴで、ルース・チェプンゲティッチ(ケニア)が2時間9分56秒で女子初のサ…
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錦織圭の復活と「脱亜入欧」からの脱却…《中国には大会を開きたい都市が100はある》
国内ファンの前で6年ぶりのプレー。「木下グループジャパンオープンテニス(以下=木下JO)」の錦織圭は面白かった。 1回戦で因縁のライバル、マリン・チリッチを下し、準々決勝で世界14位のホルガ…
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テニス「ジャパンオープン」変則日程の裏側…通常の日曜決勝から火曜決勝に
テニスの男子国別対抗戦デビスカップ(デ杯)で、錦織人気の健在は再確認された。 現在、世界ランク200位。それでもデ杯のコロンビア戦の初日は入場者数8780人、2日間ともチケット完売の賑わいだ…
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“多様性女王”大坂なおみの面目躍如…彼女にしかできないド派手衣装で登場、度肝を抜いた
暑さを引きずりながらテニスの季節が来た。 週末には国別対抗戦のデ杯に錦織圭が戻り、それが終われば「木下グループジャパンオープン」にけっこうな顔触れがそろう。続く女子ツアーの老舗・東レPPOは…
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日本のスポーツ界は変化への「体感情報」を持った人材が圧倒的に少ない
ポルトガル語辞典の「JUDOCA」の項に「柔道家」とある。「じゅうどうか」ではなく「ジュドッカ」と発音する。日本生まれブラジル育ちの友人が「そうだったの」と驚いたので、逆に驚いたものだ。 1…
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夏季五輪からマラソン消滅も…世界陸連コー会長がIOC会長選へ出馬意欲、“大改革”に現実味
パリオリンピックは無事に幕を下ろした。 “近代五輪発想の地”らしく独創的で、多様性の時代を象徴した大会として語り継がれるだろう。マラソンの変化が興味深い。 6位に入った鈴木優花は、夏…
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五輪とは何かを改めて訴えた本家フランスならではの独創性 メダルの数を叫ぶのは時代遅れに
オリンピックが佳境に入っている。 時差は7時間。午前2時からの開会セレモニーを結局、朝6時まで見てしまった。 スタジアムを離れ、セーヌ川とエッフェル塔を舞台にした独創的な演出はフラン…
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爽やかな世代交代ににじむテニスの歴史…ウィンブルドンは「新旧対決」の末、21歳アルカラスV
ウィンブルドン決勝は、昨年と同じ顔ぶれ、37歳のジョコビッチと21歳のアルカラスによる新旧対決だった。 昨年はフルセットにまでもつれ込んだが、今年は6-2、6-2、7-6のストレート決着。ア…
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ウィンブルドンから世界が見える テニス発祥の地の矜持を保ちつつ、時代に即して変化
青々とした芝の上で第137回ウィンブルドン選手権が開催されている。賞金総額5000万ポンド(約100億円)、シングルスの優勝賞金270万ポンド(約5億4000万円)──テニス界最大のイベントだ。 …
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スポーツ報知の「記事ドロボー事件」に思うこと…スポーツ報道に蔓延る「疑似盗用」もしかり
報知新聞に盗用記事があったという。甲子園球場100周年を巡る連載記事が他紙からの無断転用と判断された。 私も世話になった同紙は、かつてスポーツ紙の王者だった。入社時の発行部数は150万部に達…
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錦織圭はパリ五輪が「花道」になる可能性…全仏OP2回戦途中棄権に隠された意図
テニスの全仏オープンが終盤に入った。 37歳のジョコビッチはロングマッチを2試合勝ち抜いたものの、準々決勝を棄権。その結果、22歳のシナーがイタリア勢初の世界ランク1位になり、21歳のアルカ…
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「記者の目はテレビカメラ9台分に匹敵」厳しかったある野球記者の思い出
大リーグにピッチクロックが導入されたのは試合時間短縮が目的だった。ピュリツァー賞を受賞した野球記者、レッド・スミスはこう言ったそうだ。 「野球がスローで退屈だと思う人、それはその人が退屈な心の…
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錦織圭は相性のいい8月の全米オープンを見据え、時代の急な流れとも戦っている
例年より早い初夏の訪れ、ヨーロッパではテニスシーズン真っ盛りだ。全仏オープンの開幕が迫ったが、ダニエル太郎が面白いことを言っていた。 「サーブを1本だけにして4ゲーム先取(現行は6ゲーム)とか…
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「水原騒動」とは日本のメディアの談話主義がロクでもない人物をのさばらせた結果だ
長嶋茂雄さんの現役最後の1974年、ヨギ・ベラ監督以下、トム・シーバー、ジョー・トーレら「ミラクルメッツ」が来日した。 私がスポーツ紙に入った秋で、試合後、メッツベンチでお茶を濁して席に戻る…
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大坂なおみ 苦手なクレーコートなのに全仏オープンからパリ五輪を狙う理由
桜も開きスポーツの春到来だが、大谷翔平のトラブルでいまひとつ盛り上がりに欠ける。衝撃のニュースだから仕方ない。吹っ切れる話題はないか探ると、大坂なおみがいた――何かやってくれるのではないか。 …
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「順位」から「記録」に方向転換した日本マラソン界の齟齬…東京マラソンのPM問題で浮き彫りに
ランニング誌「ランナーズ」の香港マラソン特集で、市民ランナーの集合写真がめちゃくちゃ明るかった。 男子は3時間、女子は3時間30分を切った地元参加者の賞金が1万香港ドル。約19万円を手にして…
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パリ五輪は女子マラソンの花舞台 観光ツアーのようなレースで活躍すれば日本女子の流れは変わる
マラソンのオリンピック代表選考が最終段階に入った。 昨年秋のMGCで男女各2人が決まり、残る各1人を決めるファイナルチャレンジは、3日の東京マラソンで男子がMGC3位の大迫傑に内定、女子1人…
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スポーツのプロ化を広告代理店に委ねた競技団体と新聞社の変わらぬアマチュア体質
久々に週刊文春を買った。受託収賄で起訴された東京五輪組織委員会元理事、高橋治之被告のインタビューを読んだ。 被告が受け取った金がコンサルタント料か賄賂かはいずれ法にのっとって判断されるだろう…
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男子テニスに「新2強時代」到来もジョコビッチにまだ期待せざるを得ない複雑事情…日本勢は壊滅
日本のテニスはちょっと変わっている。新聞の取り上げ方に顕著で、フェデラーやナダル、セリーナが1面に違和感なく受け入れられる一方、一転してベタ記事にもなる。週初めにはデカデカと報じられ、週末に誰が優勝…