六川亨のフットボール縦横無尽
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トルシエは自己中心的で覇権主義的でもあった
A代表、五輪代表、ワールドユース代表と3カテゴリーで指揮を執ったトルシエ監督。ワールドユース準優勝という結果を残し、コパ・アメリカでは惨敗したものの、1999年秋に行われたシドニー五輪予選も圧勝。が…
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シドニー五輪代表もワールドユース代表もトルシエが指揮を執ることになった
1996年のアトランタ五輪で28年ぶりに<五輪予選敗退>の呪縛から解き放たれた日本にとって五輪は、2000年のシドニー五輪から「出るのが当たり前」の大会となった。 例えば中田英寿ーー。 …
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アトランタ五輪の日本代表は「勝ち点6」で決勝Tに進めなかった
1996年アトランタ五輪のグループリーグ初戦の相手・ブラジル代表はCBアウダイール、MFリバウド、FWベベットといった実力者がオーバーエージ(OA)枠に顔を揃え、本気で金メダルを狙ってきた。 …
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守護神・川口はアトランタ五輪最終予選のサウジ戦が「ベストゲーム」と振り返った
西野朗監督・山本昌邦コーチ体制となったUー23(23歳以下)日本代表は1996年3月、酷暑のマレーシアで行われたアジア最終予選に臨んだ。 初戦で難敵イラクと対戦。FW城彰二のゴールで1-1と…
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“最強チーム”で挑んだアトランタ五輪 西野監督と山本コーチのコンビも最強だった
8年前のロサンゼルスに続き、アメリカ大陸での開催となった1996年のアトランタ五輪。 日本は最強チームでアジア予選に挑んだ。なぜ<最強チーム>と言われたか。日本はプロ選手で挑んだからである。 …
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大学生チームは1992年のバルセロナ五輪予選で惨敗した
ワールドカップ(W杯)の優勝国は覚えていても、オリンピック(五輪)で金メダルを獲得した国を覚えているファンやサポーターは少ないだろう。 まして日本が出場していない1996年アトランタ五輪以前…
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「10月26日」は日本サッカーにとって不吉な数字と思われた
1984年のロス五輪アジア最終予選は4連敗に終わった日本だったが、1986年メキシコW杯予選はアジア地区が東西にブロック分けされたこともあり、森孝慈監督(1943年生まれ。広島県出身。修道高ー早大ー…
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1984年ロス五輪はエポックメーキングな大会だった
「オリンピックはアマチュアの祭典」と言われたのは、はるか昔の話となってしまった。 たとえば1964年に開催された<第1回>東京五輪。日本はグループDに入ったが、同じグループのイタリアにプロ選手…
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浅野拓磨の所属先空欄で思い出した37年前の“所属なし”問題
2021年5月20日、カタールW杯アジア2次予選の「ミャンマー戦のA代表」「タジキスタン戦とキルギス戦ならびにキリンチャレンジ杯に臨むA代表」「国際親善試合をこなすU-24代表」の3チームの日本代表…
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1982年来日 韓国初のプロを率いた老監督との邂逅<下>
1882年2月、読売クラブ(現東京V)と一戦を交えるために来日した韓国初のプロチーム「ハレルヤ」。試合前日の公開練習で筆者は、チームを率いる金容植(キム・ヨンスク)監督と2人っきりで会話を交わすチャ…
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1982年来日 韓国初のプロを率いた老監督との邂逅<上>
東京五輪は開催されるのか? それとも中止や延期となるのか? 現役のアスリートたちも交えて議論百出だ。 サッカー男子の場合は「24歳以下」という年齢制限があり、3名のオーバーエイジ枠が…
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“2日天下”に終わった欧州スーパーリーグ構想の深層<下>
サッカー月刊誌「カルチョ2002」の編集長に就いた2001年、スペインに渡った。当地のサッカー週刊誌「ドンバロン」と提携してラ・リーガに特化した専門誌を創刊しようというプランがあった。 しか…
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“2日天下”に終わった欧州スーパーリーグ構想の深層<上>
欧州4大リーグ(イングランド、ドイツ、スペイン、イタリア)に所属する12のメガクラブによる「ヨーロッパスーパーリーグ(ESL)」構想は、2021年4月18日の発表から、わずか2日後には暗礁に乗り上げ…
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なでしこジャパン「替えのきかない6選手」とは誰のこと?
なでしこジャパン(FIFA世界ランク10位)が、2021年4月の国際親善試合でパラグアイ代表(47位)とパナマ代表(59位)と対戦。いずれも7ー0の大差で勝利して格の違いを見せ付けた。 …
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代表ウィークの特例措置が東京オリ・パラを開催するための試金石
サッカー日本代表ウィークが3月22日から始まった。 日本代表は25日に親善試合の韓国戦(横浜・日産スタジアム)が、30日には2022年カタールW杯アジア2次予選のモンゴル戦(千葉・フクダ電子…
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通算200得点の偉業 不世出のストライカー釜本氏の瞬間は…
ゴールを量産するセレッソ大阪FW大久保嘉人のパスを受けるまでの動き、スペースの作り方、DFの背後への突き方を見ていると日本サッカー界のレジェンドの名前が浮かび上がってくる。 1981年にJ…
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開幕5試合で5得点!C大阪FW大久保嘉人の覚醒は本物か
セレッソ大阪の〈桜のストライカー〉が狂い咲きしている。 大久保嘉人(38)は昨シーズン、J2の東京Vで19試合に出場してノーゴール。一昨年はJ1の磐田で20試合に出場して1ゴール。J1での通…
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東京都内に4万人規模スタジアム新設…実現に高いハードル
4万人規模の新設サッカースタジアムが「代々木公園サッカー・ホッケー場」(東京都渋谷区)に完成すれば、JRの原宿駅と渋谷駅以外に千代田線と小田急線の代々木公園駅と代々木八幡駅からも歩いて行ける。 …
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東京都内に4万人規模のサッカースタジアムが新設される?
関東圏のサッカー専用スタジアムの物語である。 横浜FCのホームスタジアム「ニッパツ三ツ沢球技場」(神奈川県横浜市)が改修されるらしい。 同スタジアムは1955年国体のラグビー会場とし…
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南野が移籍サウサンプトンでエレガントな痩身FWを思い出す
英プレミア・リバプール所属の南野拓実(26)が、同リーグ中堅のサウサンプトンに電撃移籍した。 欧州を代表する名門リバプールに移籍した1年目の昨シーズンは、リーグ戦10試合に出場し、30シーズ…