著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

浅野拓磨の所属先空欄で思い出した37年前の“所属なし”問題

公開日: 更新日:

 2021年5月20日、カタールW杯アジア2次予選の「ミャンマー戦のA代表」「タジキスタン戦とキルギス戦ならびにキリンチャレンジ杯に臨むA代表」「国際親善試合をこなすU-24代表」の3チームの日本代表メンバーが発表された。

 A代表が2チームあるのは、次の理由からだ。 

 ミャンマー戦が開催される5月28日は、FIFAが定める国際試合の期間(IMD)ではないので選手の招集に強制力がない。そもそもミャンマー戦の前後には、Jリーグの日程が先に組まれていたのでJリーガを招集することはできない。

 なのでオフシーズンを迎え、帰国可能な〈オール海外組〉でミャンマー戦を戦うことになった。

 さらにミャンマー戦のメンバーに入った海外組の中で吉田麻也(サンプドリアDF)、酒井宏樹(マルセイユDF)、遠藤航(シュツットガルトMF)の3人は、ミャンマー戦後にオーバーエイジ(OA)枠としてU-24代表に合流する。

 この3人が抜けるA代表に〈国内組〉であるJリーガーが合流してタジキスタン戦、キルギス戦、そしてキリンチャレンジ杯を戦う。そこで「2チームのA代表」が出来上がったのである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…