城みちるとの交際で「歌か恋か」を迫られた伊藤咲子

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「城が引退したのは近い将来、広島の実家が営む電器店を継ぐことを決意したから。あっさり芸能界を去る潔さに伊藤は惚れ直し、城と結婚したいと真剣に考えるようになるんです」(芸能記者)

 伊藤はだんだん仕事に身が入らなくなる。城のことばかり考えるようになったからだ。泊まりの地方公演を日帰りにするように要求したり、長期巡業を拒否して、周囲のヒンシュクを買った。少しでも長く城と一緒にいたいという女心だった。そんな時に歌か恋かの選択を迫られたのである。

 2月26日深夜、馴染みの新宿の喫茶店で2人は話し合った。いつも相談相手になってくれる店のマスターも同席する中、伊藤は涙をこぼしながら「やっぱり歌を捨てられない」と切り出した。悩み抜いた末の結論だった。城は「サッコが歌を選ぶのなら、引き留めたりはしない。ボクの分までがんばってほしい」とエールを送った。そして2人の恋は終わった。

 その後、城は大学を中退し、家業を継いだ。25歳で結婚したが、すぐに離婚し、「風雲!たけし城」で芸能界復帰。30代半ばで広島の地元タレントと再婚した。

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