元関取の玉海力 ちゃんこ店大繁盛させた“スゴ腕”経営テク
四股名通り、並外れた怪力を武器に大相撲で活躍した玉海力剛さん(47)。95年九州場所の土俵を最後に引退すると、定番のチャンコ店開店だけではなく、総合格闘技に参戦したり、ビーチ相撲連盟を立ち上げるなど話題を提供した。さて、近況は――。
会ったのは「どすこい酒場・玉海力広尾本店」隣にある株式会社玉海力の事務所。玉海力さん、今や広尾、武蔵小山、銀座と東京だけではなく、中国の青島(チンタオ)、上海にもチャンコ店を持っている。
「青島店は9年前からですか。青島の店長はかつて広尾店の洗い場で働いてた中国人なんですよ。それが偽造パスポートでの不法滞在が発覚し、中国に強制退去させられましてね。私はチャンコ店のほかに貿易の仕事をやっていて、その関係で青島に足を運んだ際、日本料理を食べられる店を出して欲しいと現地の方に頼まれ、彼の故郷の福建省に会いに行きました。ぜひ恩返しをしたいというわけで」
青島店は28坪、70席。開店当初、店は繁華街のはずれにあったが、その店を中心に街が発展。今や中心になったとか。