ポール逮捕した“伝説の麻取”が指摘する「清原問題」

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 小林さんはそうした中毒者をゴマンと見てきた。

 もちろん、薬物中毒者を逮捕するには、薬物を所持している事実を明らかにするのが一番。しかし、そう簡単なことではなく、結果、薬物の使用歴を調べる。

■丸坊主はムダ

「ご存じのように、まず小便でわかります。コカインは2、3日で消えますが、覚醒剤を使用していれば1週間から10日は出ます。だからといって、オレは直近で使用したのは1カ月前だから大丈夫だ、と喜ぶのは浅はかです。髪の毛は1カ月1センチ伸びる。髪の毛30本を根元から切って1センチずつ切り刻めば、いつ頃から薬物を使用し始めたのかも鑑定でわかるんです」

 覚醒剤所持で逮捕した暴力団員が警察の留置場に入っているうちに、丸坊主になってしまうことがママあったそうだ。

「愚かな行為です。だって、毛が生えてるのは頭だけじゃない。覚醒剤を使っていればわき毛や陰毛からでもわかり、そこから得た鑑定結果は裁判でも証拠価値が認められています」

 去年、覚醒剤使用疑惑を報じられたASKAは「安息香酸ナトリウムカフェイン」、通称「アンナカ」を使用していたと文春のインタビューで認めた。

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