芸能界はシビア…磯野貴理子の脳梗塞入院で「泣く人」「笑う人」
28日、所属事務所からのFAXで磯野貴理子(50)の脳梗塞による緊急入院が明らかになった。
「幸いにして、命に別条はなく、現在、経過を見守っている」(事務所)というので、後遺症がなければそのうち画面に元気な姿で復帰するだろうが、脳梗塞は再発の危険性も高い。これまでのようにフルパワーで働けないのは悔しい限りだろう。
芸能界は貴理子へのお見舞いの言葉があふれているが、そこは「生き馬の目を抜く」世界でもある。貴理子の入院で「泣く人」と「笑う人」が瞬時に交錯した。
「泣く人」の筆頭はもちろん所属事務所「石井光三オフィス」だ。最近の貴理子の稼ぎは不明だが、長者番付が最後に発表になった04年は年収9075万円と、1億円弱。仕事量はほとんど変わっていないだけに、現在も所属事務所の稼ぎ頭であることは間違いない。事務所にはラサール石井や内山(信二)くんも在籍しているが、貴理子の穴を埋めるのは容易ではないだけに、社長は頭が痛いはずだ。
「貴理子の枠が空けば、プロダクションはこぞって売り込んでくる。たとえば“うるさい中年女”でキャラがかぶる柴田理恵、いとうあさこ、山田邦子、エド・はるみ、シルクあたりのマネジャーは腕を撫していてもおかしくない。本来なら同じ事務所からバーターで清水よし子か竹内都子あたりが起用されるところですが、いかんせんパンチが弱いだけに、貴理子の枠が大手事務所の草刈り場になる可能性すらある。それくらいドライな世界です」(芸能プロ関係者)
体が資本の芸能人。元手いらずの気楽な稼業だが、病気だけには勝てない。