「真麻のパパ」高橋英樹の新境地は「日本史センセイ」路線
■NHK大河で時代劇デビュー
1968年放送のNHK大河ドラマ「竜馬がゆく」の武市半平太役で時代劇に初挑戦。46年間の時代劇人生の中で織田信長、徳川家康、平清盛ら70人以上の役柄を演じてきた高橋が、平安時代から日露戦争までの時代をひもとき、歴史上の人物から架空の存在である鞍馬天狗までを取り上げ、深く考察を重ねた。
かつては時代劇の大スター。5年続いた連続ドラマ「桃太郎侍」が当たり役となり、舞台で主役を張るなど一世を風靡した。時代劇がすたれた後、バラエティー番組に挑戦。おもしろ真面目なキャラが受けて、茶の間の人気者としてもてはやされた。一方では3度の流産を越えて生まれた娘・真麻を溺愛し、その親バカぶりが話題になった。
「その真麻がフジテレビに入社した際は“コネ入社”“親の七光”と揶揄されたが、フジテレビを退社後、フリーに転身。『出会うものすべてが師匠』という父親の教えを忠実に守り、今やフリー女子アナ潜在視聴率トップ(10.8%)に輝くモテっぷりです」(芸能ライター)
高橋の役者人生に引退の2文字はない。来年の大河ドラマ「花燃ゆ」では、大老の井伊直弼を演じる。もちろん、存在感あふれる人物を見せてくれるに違いない。