高すぎる権利料…フジ「ジャニーズカウントダウン」中止の裏
15年間にわたってフジテレビが独占生中継してきた大晦日恒例の「ジャニーズカウントダウンコンサート」(通称カウコン)の中止が発表された。突然の出来事に事情を知らない熱狂的ファンは右往左往するばかりだ。今回、“カウコン”が中止になった理由だが、「表向きはフジとジャニーズの間で権利調整がつかなかった」(関係者)ということになっているが、実際は、そんな簡単な話では済まないという。
「フジの音楽番組を仕切っていたKさんが異動になり、ジャニーズとフジをつなぐ調整役がいないからといった報道もあるが実情は違う。フジがジャニーズサイドから提示された、ン千万円ものバカ高い権利料に音を上げたんです。むしろ、フジはKさんを現場から外したことからも分かる通り、ジャニーズを中心とした音楽コンテンツにあまり力を入れていない」(前出の関係者)
決定打は年々、右肩下がりを続ける番組視聴率だという。
「それこそ一昔前は『ゆく年くる年』(NHK)が視聴率20%超を達成する中、必ず10%前後の視聴率を取っていた。ところが最近は数字が振るわず、昨年の『カウコン』は9・4%。今年はジャニーズの代わりに坂上忍を起用した買い物バラエティー番組を放映しますが、制作費は5分の1以下。コストを考えれば全然、こちらの方が局にはありがたいんです」(前出の関係者)
会場に行けない地方のジャニーズファンにとっては死活問題だ。