広末の代役で「花燃ゆ」に 鈴木杏はブレークの方式に乗れるか
「女優の杏」といえば、ひと頃は彼女のことだった。第3子妊娠5カ月の広末涼子(34)に代わり、NHK大河「花燃ゆ」への出演が決まった鈴木杏(27)。芸歴20年目のベテランだが、意外にも初の大河出演。主人公・文(井上真央)の最初の夫となる久坂玄瑞(東出昌大)の愛妾で、芸妓の辰路役を演じる。第20回(5月17日放送)から登場。目鼻立ちのハッキリとした顔だから、目ばりを引かずとも白粉と紅でイイ女に化けるんじゃないかともっぱらだ。
ドラマ「青い鳥」(97年)で豊川悦司(52)の娘役で注目を浴び、ポカリスエットのCMで全国区の人気者に。
「子役時代に“完成”していたこともあり、少女から大人の女優への脱皮がうまくいかず苦労した時期もある。とはいえ、演技派が歴代演じる舞台『奇跡の人』のヘレン・ケラー役を演じているひとりであり、素地は申し分ない」(コラムニストの桧山珠美氏)
代役はいやが上にも注目を浴びる。病気降板の天海祐希(47)の代わりに舞台に出演した宮沢りえ(41)が大成功させ、女を上げたように頑張ればその見返りはデカイ。