大河「花燃ゆ」で松陰役 伊勢谷友介は“モデル体形”がアダか
生気みなぎる表情が印象的だった。NHK大河ドラマ「花燃ゆ」(来年1月4日スタート)で吉田松陰役を演じる伊勢谷友介(38)が26日、松陰神社(東京・世田谷区)を訪問。松陰の命日前日となるこの日、墓碑に手を合わせた。
8月初旬のクランクインから約3カ月。松陰は幕末の世に思想的影響を与えた歴史的人物で、今回の大河では主役の井上真央(27)演じる文のお兄チャンとしての役回りもデカい。すでに撮影時間が8時間に及ぶシーンもこなしたというから、多少なりとも松陰役に手ごたえを感じているのだろう。
報道陣から松陰との共通点を聞かれると、「松陰先生が草莽崛起を唱えられたように、政治屋サンにお任せではなく、民間が政治にコミットすることで社会はよくなる。僕は『リバース・プロジェクト』という会社を立ち上げているのですが、(世事から)逃げ出していないと自負しています」と、<人類が地球に生き残るため>を経営理念とする起業家の一面をのぞかせた。
■リアリティー減退
10年の大河「龍馬伝」で演じた高杉晋作役が、このたびの起用につながったそうで、「頭がよさそう、シュッとした顔立ち、年齢、役者としての安心感と総合的な要素を備えている」(制作統括の土屋勝裕氏)と大絶賛。昨年の「八重の桜」では、小栗旬(31)が元気でおちゃめな若かりし寅次郎時代の松陰を、古くは篠田三郎(65)が「花神」(77年)で演じた役柄。このメンツを並べただけでも三者三様だが、伊勢谷版はどんな出来栄えに?