背景に「年齢」も…食い詰めジャニーズの“芸人化”が急加速
■「SMAP」もキャラ変更
体を張った罰ゲームやあけすけな暴露話をアイドルにやられたらお笑い芸人は飯の食い上げだが、中でも最近、顕著なのは「SMAP」。今年3月には稲垣吾郎(41)が09年末から存在を明かしていた「ヒロくん」と呼ぶ54歳の半同居人の素顔を公開。先月末には中居正広(42)がイベントで異例の囲み取材に応じ、メンバーの結婚観や2月に亡くなった父親に関する質問にも笑顔で対応して芸能マスコミを驚かせた。
そんなジャニーズの変化と芸人化の背景には、「年齢の問題もある」と分析するのは芸能評論家の肥留間正明氏だ。
「プライベートを明かさないアイドルらしいスタンスを一番守ってきたのが『SMAP』ですが、メンバーの平均年齢は40歳過ぎ。もうアイドルの年齢じゃないというのがキャラを変えた大きな理由でしょう。俳優に徹する木村や司会中心の中居に対し、香取、草彅、稲垣は中途半端。よくぞここまで粘ったともいえますが、もうアイドル業は限界。今はバラエティー路線でしのぎながら今後を見極めている最中ではないでしょうか」
ジャニーズには日の目を見ないまま30代を迎える者もいるし、運良くデビューできても生存競争は熾烈を極める。
食い詰めたジャニーズが“ジャニ芸人”として「M─1」にエントリーする日も遠くないはずだ。